安東伸昭ブログ

安東伸昭の行動日記

湯村温泉のバイナリー発電

2017年01月30日 | 環境
平成29年1月29日

湯村温泉薬師湯に温泉水を活用したバイナリー発電施設に出会う。
この発電所で一般家庭16戸分の発電をおこなっています。


 

 

 
バイナリー発電
地熱発電方式の一つ。
一般に地熱発電は地下から取り出した高温・高圧の蒸気をそのまま用いてタービンを回し発電するのに対し、バイナリー発電では水よりも沸点の低い媒体(ペンタン、イソブタン、代替フロン、アンモニア水など)を加熱・蒸発させ、その蒸気でタービンを回す発電方式である。
加熱源系統と媒体系統、二つの熱サイクルを利用することからバイナリー発電、あるいはバイナリーサイクル発電とよばれる。
発電設備が比較的小型で、小規模の発電事業に向いている。
また、50~60℃程度の温水も加熱源として利用できるため、温泉資源が多い日本の国産エネルギーとして今後の拡大が見込まれている。
温泉の湯を利用した発電については、温泉バイナリー発電、温泉発電ともよばれる。
 アメリカの地熱エネルギー協会(GEA:Geothermal Energy Association)によると、2012年時点で世界の地熱発電設備容量の約3割を占めているアメリカでは、地熱発電におけるバイナリー発電の設備容量が約2割あるのに対し、日本はインドネシア、アメリカに次ぎ世界第3位の地熱資源量を有しているものの、地熱発電設備容量ではアメリカの2割以下、世界第8位(2010)にとどまり、バイナリー発電設備の利用もきわめて低水準にある。
日本最大の地熱発電所である九州電力八丁原(はっちょうばる)発電所(大分県)が2006年(平成18)からようやくバイナリー発電所の営業運転を始め、鹿児島県の霧島国際ホテルには自家発電装置があるものの、これまでバイナリー発電は積極的には開発されなかった。

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