安東伸昭ブログ

安東伸昭の行動日記

受け手不在農地集約へ 奨励金の対象拡大

2024年02月15日 | 農業

令和6年2月15日

 2024年2月11日の日本農業新聞

農水省 

受け手不在農地集約へ 奨励金の対象拡大 

農水省は2024年度から、高齢化などを背景に将来の担い手がいない複数の農地を1カ所にまとめた場合、

集約面積10アール当たり5000~1万5000円の集約化奨励金を地域に交付する。

地域の話し合いに基づき市町村が策定を進める「地域計画」では、利用者の決まらない農地への対応が大きな課題になっている。

担い手不在農地の集約が進めば、別の地域から利用者を呼び込むことにもつながると期待する。

 奨励金は「機構集積協力金」の一種で、農地中間管理機構(農地バンク)を通じた貸借や農作業受委託で

農地集約をする地域向けの支援策。

現在は担い手に農地を集約する取り組みを想定し、新たに1人に集約した面積に対し

10アール当たり1万~3万円を支払っている。

同省はこれを拡充し、集約農地1カ所につき1回限りで交付する。

当面は現在の利用者が耕作することを念頭に、集約後の利用者を1人に絞り込むことは求めない。

新たな支援は、1人に集約する場合よりは単価が低いが、

単独では受け手が決まりづらい小さな農地などでニーズがあると見込む。

 単価は地域の農地バンクの活用度合いに応じて変わり、資金の使い道は地域で決められる。

同省によると、農機を購入し地域で共同利用する例もある。

 協力金の財源として23年度補正予算で30億円を計上、24年度予算案でも6億円を盛り込んだ。

当初は地域が利用者を見つけた際に支払う方針だったが、計画策定までに担い手に集約できた地域との差などを考慮し、変更した。

 来年3月末までに策定される地域計画では、農地一筆ごとに10年後の利用者を示す「目標地図」を作るが、

利用者の決まらない農地への対応が課題として指摘されている。

 

 

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