令和6年12月24日 さんデジ
ダブル選投票率 若い世代振るわず 20~24歳は最低に
岡山県選管は24日、県政史上初のダブル選となった10月27日投開票の知事選、衆院選(県内小選挙区)で、
それぞれ抽出調査した年代別の投票率を発表した。
いずれも20~24歳が30%を割り込んで最も低く、若い世代の選挙離れの実態が改めて示された。
調査は知事選全30市区町村、衆院選が人口バランスを考慮した4市区町村を対象に投票所を各1カ所を選び、
18、19歳と80歳以上の区分を除いて5歳刻みで投票率を算出した。
知事選は20~24歳が29・41%と最低で、19歳30・77%、25~29歳35・96%の順に低かった。
衆院選は20~24歳27・46%、18歳34・33%、25~29歳36・29%がワースト3だった。
全体の投票率は知事選が「ダブル選効果」を背景に50・47%と前回を16・79ポイント上回り、
衆院選は50・24%(前回50・94%)。
両選挙とも前回同様、10、20代が全体を大きく下回る傾向が見られた。
県選管は「若い層に1票の重みをどう伝えていくかは大きな課題だ」とし、
サッカーのJ1昇格を決めたファジアーノ岡山とのタイアップなどPRに工夫を凝らす方針。
一方、最も高かったのは70~74歳で、知事選69・93%、衆院選72・68%。
おおむね年代が上がるほど投票率が高かった。