令和4年11月26日
博学弁才無双・津山藩主松平康哉
ー学び続ける人々
記念講演会を聴講する。
日時:午後1時30分~午後3時
会場:津山圏域雇用労働センター
講師:京都大学大学院文学研究科
准教授 三宅 正浩氏
演題:「近世中期の藩政改革」
概要
1)中期藩政改革の政治過程
2)中期藩政改革における政治的志向性の特質
近世中期とは、概ね18世紀後半=宝暦年間から寛政年間の展開
講演のテーマ
幕藩制政治改革※の視角から津山藩・徳島藩・松江藩の中期藩政改革を比較し
藩政改革の特質、近世の政治のあり方の特性を考える
※幕藩制政治改革
「幕府だけ、あるいは藩政だけが個別に展開するのではなく、相互に関連し、
あるいは相互規定性をもって展開するという理解と視点」
津山藩:安永改革(松平康哉 やすちか)
前提:松平長孝期の宝暦改革 失敗
宝暦の改革は、歳入増に力点を置く財政改革
安政改革
他大名に藩政について相談し、「博学弁才無双」である藩主康哉の藩政への関与の仕方が、
結果として裏目に出て、安永改革実現の障壁になったのではないだろうか。
徳島藩・松江藩の藩政改革にも触れられる。
まとめ
藩主の役割:人事と方針表明 政治を重臣集団に委任
「上下一和」・「上下一体」
藩主自ら口を出しすぎると上手くいかない?
例外:上杉治憲
資料は、「パソコン:スキャナーフォルダに保存する」
特別展
博学弁才無双・津山藩主松平康哉
-学び続ける人々-
会期10月29日(土)~12月18日(日)