ELLの足跡

人は最後は一人だという・・・でも、・・・今は妻が傍にいてくれる・・・

高齢者に突然の血管炎・・・ANCA(アンカ)関連血管炎!

2012-03-19 | 梅肉エキス


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 人は心身とも・・・

   より良い状態で・・・

     生きたいと願う・・・

 わが身を知ること・・・

   我が心を知ることこそ・・・

     健やかな日々の始まり・・・

       今日、さらに明日もまた・・・




病気でもないのに原因不明の熱が出ることがある・・・

そんな時、風邪だろうと自己判断を下すのは怖い場合があるらしい・・・

今朝はそんな、不明熱の記事を転載してみます。


~以下、3月19日読売新聞より抜粋~

 医療ルネサンス
不明熱   




 不明熱の原因となる病気で、最近注目されているものに「ANCA(アンカ)関連血管炎」がある。健康な高齢者が突然、発症し、治療が遅れると命にかかわることもある。

 「まさかこんな病気になるとは夢にも思いませんでした」。岡山県の女性(76)は振り返る。夫の仕事を手伝い、毎年の国内旅行を楽しみに、大きな病気もなく元気に暮らしていた。
 ところが、2006年11月、37度台の熱が10日ほど続き、翌月には連日、38度以上に上った。入院して血液や画像検査をしたが原因が解らない。熱が出て1か月した頃、この病気と診断され、岡山大病院(岡山市)に転院した。

高齢者に突然の血管炎

 この病気は、体の細い血管に炎症が起きる。血液中の「ANCA」という物質がウイルスなどを攻撃し、体を守るための免疫が不必要に活性化してしまい、血管に炎症が起きる。

 日本では、細い血管が集まる腎臓や肺に作用し、腎不全や間質性肺炎を起こすものが多い。中耳炎や副鼻腔炎になったり、ぜんそくの後に起きたりするものもある。

 炎症を抑えるステロイドの点滴や飲み薬、免疫抑制薬で治療する。「明日から熱は下がりますよ」。同大に転院した女性は、医師から言われた通り、翌日からすとんと熱が下がった。転院した時には、悪化していた腎臓の機能も回復した。3ヶ月後、退院することが出来た。
 再発を防ぐため、退院後も少量のステロイド薬を飲み続けている。薬で体の抵抗力が落ちるため、感染症などに注意しつつ、趣味の旅行も再開した。「ほぼ元の生活に戻りました」と話す。

 岡山大腎・免疫・内分泌代謝内科教授の槇野博史さんによると、日本人では60~70歳代の人に多い。正確な患者数は不明だが、中高年の人口が増えたことで、患者は増える傾向にあるという。

 かつては、急激に腎不全に陥るなどして、約3割が半年以内に亡くなったというデータもある。近年、検査が保険適用され早期診断が出来るようになり、治療成績は飛躍的に向上した。
 免疫異常の病気である膠原こうげん病の一種ととらえて、リウマチ科や腎臓内科で治療する。槇野さんは、「早期に治療するほど治りやすい。発症後1か月くらいで診断をつけることが重要だ」と話す。
ANCA関連血管炎
「ANCA」は、「抗好中球細胞質抗体」という物質の英語の頭文字をとったもの。1980年代に発見され、それまで別の病気と考えられてきたいくつかの血管炎に、共通して見つかることが分かった。


私達の知らない病気が色々とあるのですね・・・

ただこうして、ブログに書くことによって私自身も記憶の片隅に残ってくれたらと思っております。

いざという時に、このような記事が想い出せたら・・・プラスにならないかな・・・と・・・

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