ノイバラ山荘

花・猫・短歌・美術な日日

夏の横浜

2009-08-10 15:01:55 | 美術
月末の宮崎での全国大会の打ち合わせのため、
Yちゃん、Rちゃん、T山さんと、横浜で待ち合わせ。
逗子にお住まいのRちゃんのご案内である。


3月10日横浜そごうで石山寺のお宝を観、
赤レンガ倉庫や海辺を歩いたので、ついこの間来たような気がする。
3月10日の日記

待ち合わせの前に、同僚Nさんお薦めの展示を観る。

前回は前を素通りだった横浜美術館である。

建物向かって左の前庭で、結婚式リハーサルが行われていた。

横浜美術館アートギャラリー 「柳宗理(やなぎそうり)展」
柳宗理は日本のプロダクトデザイナー。

公共デザイン、工業製品からインテリア、テーブルウェアまで
守備範囲は広い。
「バタフライスツール」「スタッキングスツール
(通称エレファントスツール)」(1954)などは
どなたでも見たことがあると思う。
私の生まれた1956のオート3輪、白磁シリーズ。
札幌冬季オリンピック聖火台(1970)
秤(1971)、バルブのハンドル(1979)、
いずれも「ああ! 見たことがある!」というものばかり。
シンプルな、人に添う形。
邪魔にならずあたりまえのようにあって使い易く美しい形。

宗理は1915(大正4年)、柳宗悦の長男として生まれる。
柳宗悦は白樺派の同人で、のちに民藝運動の指導者となった人。
宗理は駒場の日本民藝館の館長を2006年まで務める。

アートギャラリーでは彼のデザインによるインテリア、
カトラリー、食器、台所用品、工業製品などが展示され、
工場での製品化の映像が壁に映し出されていた。

このギャラリーが通路で二分されていて、
行ったり来たりするたびにチケットを見せなければならないのが煩雑。
展示の間だけでも、この通常の通路を塞ぐことはできないのだろうか。
¥900払って集中して観たい見学者に失礼。

しかし、展示自体はよく、ことに映像に感動した。
カトラリー、食器、台所用品が町工場で幾人もの手と目を経て
生産されるのを見てから展示作品を見ると、また違って見えるのだ。
オートメーションとは程遠い家内制手工業の丹念さをもって
ひとつひとつの作品(製品ではなく作品と呼びたくなる!)が
作られているのだった。
巷に溢れる主張の強いデザインに疲れてしまう私には、
この簡素でいて力強い用の美は大層好ましく思える。

見学が終るとダッシュで横浜駅に向かう(・ω・;A  ぜーはーぜーはー

皆と落ち合い、初のシーバスに乗って、みなとみらい地区へ。
(なんてことはない地上を走った分、海上からもとへ戻った(笑) )

ぷかり桟橋から海をのぞきこむとクラゲがたくさん浮いている。
Yちゃんはクラゲが好きらしくて、熱心に撮影している。

美味しいランチ♪美味しいランチ♪ とうきうきと歩く。

ワールドポーターズ「ラ サルサ」でメキシコ料理の食べ放題。

また写真を撮り忘れ、T山さんのビールのお供の唐揚げを撮る。
この唐揚げが美味しかったのだ♪
短歌のことをおしゃべりながらタコス、パスタ、サラダ、デザート。
なかなか宮崎のことを話せないので、スタバに移動。
宮崎初日別行動のT山さんはほったらかしにして、
海岸沿いのドライブのルートを話し合う。


赤レンガ倉庫ではこの日から砂浜やプールが設置され、
子どもたちとその家族でごった返している。
この砂、薄いベージュで小麦粉のようなパウダー状、
オーストラリアのブリスベンの砂だそうである。

アルフィーのコンサートのため海岸がふさがれていている。

またもや昨年の宮崎同様「海が見たい!」と私が叫んで、
橋を渡り、海沿いに象の鼻パーク、大桟橋、山下公園を歩く。

象の鼻パーク。大桟橋は象の鼻の形に似ているので、
象の鼻と呼ばれているらしく、その手前が公園になっている。
公園の敷石に描かれた画。

外国の大型客船も着く大桟橋をのぞむ。


大桟橋上のメンバー。

大桟橋からの眺望。帆船が夢のよう。

大桟橋からみなとみらいをのぞむ。


そのまま中華街を通り抜け( や~ん(´;ω;`) 通るだけ~)
石川町駅前の居酒屋で飲む。
1日中「暑い、ビール~」を繰り返していたT山さん、嬉しそう。

ハイボール二杯で酔っ払った私である。
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帰りの車中はひたすら眠る。
八王子駅に降りると、十七夜の月が真ん前に。
4日連続の朧月。