視界から消え去っていくメタリックな夏の尻尾と、
私の前にあらわれる薄のようにさらさらとした秋の前髪。
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ことしの夏は「暑くて眠れない日」が1日もなくて、
「若からぬ身」には、本当に楽だった。
O野さんの口癖、50代は確かに「若からぬ身」であります。
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職場のアプローチのゴーヤ。
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百合はヤマユリよりもこの百合がいいなあ。
調べてみると、園芸種のテッポウユリと似ているけれど、
葉が細いタカサゴユリ(高砂百合)と言うらしい。
台湾からの帰化植物で、繁殖力が強いとある。
そういえば、あちらこちらの野にも清楚な花を咲かせている。
しかし、派手なヤマユリの方が由緒正しい日本の百合なのであった。
私の棺は、白い百合といい匂いのピンクの薔薇で埋めてほしい。
あまりの芳香に呼び戻されて、目覚めてしまうかもしれないけれど。
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こんなお家が街中にまだ残っている。
八王子市は1945年8月2日の空襲で
市街地の8割が消失したらしいから、
戦後の建物には違いないけれど、この年季の入り方は、
まだ物資がない時代のものに違いない。
絹織物の紡績工場の赤い三角屋根の建物がまた取り壊されたように、
このお家もいずれ壊されてしまうのだろう。
八王子駅では中央線開通120年記念の写真パネル展をしている。
私の前にあらわれる薄のようにさらさらとした秋の前髪。
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ことしの夏は「暑くて眠れない日」が1日もなくて、
「若からぬ身」には、本当に楽だった。
O野さんの口癖、50代は確かに「若からぬ身」であります。
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職場のアプローチのゴーヤ。
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百合はヤマユリよりもこの百合がいいなあ。
調べてみると、園芸種のテッポウユリと似ているけれど、
葉が細いタカサゴユリ(高砂百合)と言うらしい。
台湾からの帰化植物で、繁殖力が強いとある。
そういえば、あちらこちらの野にも清楚な花を咲かせている。
しかし、派手なヤマユリの方が由緒正しい日本の百合なのであった。
私の棺は、白い百合といい匂いのピンクの薔薇で埋めてほしい。
あまりの芳香に呼び戻されて、目覚めてしまうかもしれないけれど。
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こんなお家が街中にまだ残っている。
八王子市は1945年8月2日の空襲で
市街地の8割が消失したらしいから、
戦後の建物には違いないけれど、この年季の入り方は、
まだ物資がない時代のものに違いない。
絹織物の紡績工場の赤い三角屋根の建物がまた取り壊されたように、
このお家もいずれ壊されてしまうのだろう。
八王子駅では中央線開通120年記念の写真パネル展をしている。