ノイバラ山荘

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「写真家ソール・ライター展」@Bunkamura ザ・ミュージアム

2017-06-02 14:11:14 | 美術
みなさま、こんにちは(*^_^*)

今日も暑くなりそうですにゃ❤

Bunkamuraザ・ミュージアム、
以前「暁斎」を見に行った時に書いたアンケートで
写真家ソール・ライター展」招待券が当たりました!

にゃんこが亡くなってから
おでかけする気力がなくなっていたのですが、
「おいでよ」と手を引かれた気持ちになって、
でかけることにしました。

ソール・ライターは初めて見る写真家です。

そうだ!
ミュシャと一緒に見ようと
張り切ってでかけたのですが・・。

え、7時間待ち・・? (・ω・;A

10時開館のところ、
9時半から開いていて、
もう乃木坂駅の改札から並んでいます。

ミュシャをあなどっていました・・(´-ω-`)✿
以前、何度も見たことがあるし
今回の目玉「スラヴ叙事詩」もまたいつかみられるだろう・・。
と、さっぱりとあきらめ(´・ω・`)←あきらめはいい
渋谷に向かいます。

ノイバラの家から乃木坂は
めんどくさいルートなので、
ほぼ1時間のロス。


ソール・ライター(1923~2013)はアメリカの写真家。


1950年代、ファッション写真の世界で活躍しましたが、1980年代引退。
以後、最初からの志である絵画を描き続けました。

 
2006年『Early Color』が出版され、
今までアトリエで眠っていた
1940年代~1950年代のカラー写真が世界に衝撃を与え、
カラー写真のパイオニアとして再評価されることとなりました。


主に、1952年から住んだNYイーストヴィレッジの
アパート付近の何気ない日常を
色彩あふれる詩情豊かな作品として切り取ったものです。

    
鏡、傘、雪、赤、黄、緑といった彼の好みが反映されています。


2012年、彼のインタビューを中心とした映画
「写真家ソール・ライター--急がない人生で見つけた13のこと」が作られ
今回の展覧会と同時上映となりました。

 
半世紀つれそった彼の伴侶ソームズ・バントリーは猫を愛し、
彼の最後の愛猫レモンが撮影の邪魔をしていて、かわいいです。


展覧会は4月29日~6月25日まで
映画は5月20日~6月8日までですので、
同時に見られた私はラッキーだったと思います。

「私は大した人間ではない」という
謙虚でいて、作品には頑固な彼の
味わいある日常を見ることができます。


展覧会の半券をもっていると1200円のところ
1000円で見られるのも嬉しいです。
「ミュシャ展」混雑のため行けなかったおかげで
思いがけなく楽しい体験ができました。

  
中庭に紫陽花が飾られていて、きれい。

 
展覧会と映画の合間、「ドゥ・マゴ・パリ」でランチします。


これにしよう。
映画「メット・ガラ」とのコラボメニュー。
牛すね肉とトマトのラグ サフランリゾット。
ランチはコーヒーがつきます。


おいしそうにゃ❤
お肉がほろほろと柔らかかったです。


ここのウェイトレスさんはさっぱりしているのがいいです。
まちがっても、「こちらのお皿はさげさせていただいて
よろしかったですか?」などという面倒くさいことは言われなくて、
「お下げします」とさっと下げてくださるのが好きです。

これも展覧会の半券で2000円→1800円に。
当たった招待券が大活躍でうれしいですにゃ❤





映画「ラ・ラ・ランド」、「美女と野獣」、「写真家ソール・ライター」、「Don't Blinkロバート・フランクの写した時代」

2017-06-02 14:04:24 | 映画
映画は「エゴン・シーレ」の試写会以来、
ずいぶん行っていなくて、
どれくらいぶりだろう・・。


確か4月末に「ラ・ラ・ランド」を見に行きました。
新宿TOHOでの上映期間が終わるというのであわてて・・。


ミュージカル映画だというのを知らなくて、
いきなり冒頭から高速道路で歌い出し、踊り出し、
「ぶふっ」。(いきなりミュージカルが始まると
ノイバラは「ぶふっ」となってしまいます)


音楽がすごくよかったです。
ラストはハッピーエンドではないけれど、
切なくてオトナの味わいでした。
(´;ω;‘)泣いた・・。


5月末にディズニー映画実写版「美女と野獣」。
混んでました・・。

  
私が知っている美女と野獣のお話とは少しずつちがいますが、
アニメで見た方はほとんど一緒、さらにベルの家族などの背景が
よく描かれていたということでした。

ハリー・ポッターシリーズのエマ・ワトソンが
ベルを演じているのが話題になっていました。
きれいでしたにゃ。
CGが本当によくできていて、
あり得ないものなのに不自然さを感じない。
「シンデレラ」もよかったけれど、
魔法の世界がリアルに表現されています。

これは期待通りのハッピーエンドでした。
(´;ω;‘)泣いた・・。


Bunkamura「ソール・ライター」と同時にやっていた、
同時代のアメリカの写真家ロバート・フランク(1924~)の
インタビューをもとにしたドキュメンタリー映画
Don't Blink」(まばたきするなっていう意味です)

 
スイス生まれ。
1950年代ファッション写真、ジャーナリズムフォトで活躍。
1958年出版の写真集「The Americans」が有名。
1960年代からは映画の製作もてがけています。

当時の社会的な問題を写した作品が
現在のアメリカと似た状況であるということで
評価されているらしいのですが、、
家族のありのままの記録もあり、
二人の子を亡くした悲劇が残されています。

時代だけでなく普遍的な人の苦しみも描かれているのが
今すんでいらっしゃるカナダの荒涼たる風景とともに心に残りました。

お金をかけて鳴り物入りで上映される
ディズニー映画ももちろん楽しめますが、
コマーシャリズムに乗らない映像も
いいなあと思いました。