油断大敵だと痛感した。
この季節、暑さ故にどうしても水分が欲しくなる。家では麦茶やウーロン茶、ルイボスティー、コーン茶などを作って、それを冷やして冷蔵庫に常備している。
ありがたいことに、最近はパック入りのティーバックが手軽に買えるので、それを寝る前に沸かして造り、朝になると瓶に移して冷蔵庫で冷やしていた。
ところが、先日のことだが、麦茶の味がオカシイ。なんか嫌な感じがしたので吐き出して、瓶を灯にかざして見てみると、なんとなく淀んでいる気がした。多分、雑菌が繁殖しているように思えた。
すぐに瓶の中味を全て捨てて、改めてネットで調べてみて驚いた。パック入りのお茶は、お湯で沸かして作ったほうが雑菌が繁殖しやすいそうだ。むしろ常温の水に浸す、いわゆる水出しの方法で作ったほうが雑菌が繁殖しにくいそうだ。
私、まったく真逆だと思っていた。お湯で沸かして作った方が、安全だと思い込んでいた。もっとも煮出した場合だと3日、水出しの場合でも5日程度で飲み切るのが良いそうだ。
知らなかった・・・まァ考えてみれば、空気中には雑菌がふわふわと浮遊しているのが普通であり、沸かした後で冷めていく過程で、その雑菌が紛れ込んだのだろう。一応、蓋はしているけど、微細な雑菌のすべてを防ぐことは出来ないのだろう。
以降、私は水出しの方法で麦茶やルイボスティを作っている。で、今さらだが驚いたのは、水出しのほうが美味しいと思えることだ。煮出すほうが味が濃く出て美味しいはずと思い込んでいたのだが、どうも錯覚であったようだ。
私が知らなかっただけかもしれないけど、美味しく楽しめるのならば、それで良し。でも、思い込みってダメですね。腹を壊す前に気が付いて良かったです。