ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

誰だ、投票したのは

2023-01-12 14:09:00 | 社会・政治・一般
民主主義には良い点もあれば、悪い点もある。

選挙により自分たちの意見を代弁してくれる議員候補に投票でき、そのなかで多数票を獲得したものが政治家となる。この仕組み自体は悪くない。

しかし投票する有権者が愚かな場合、単なる人気投票というイベント化してしまうことがある。その結果、選ばれたのが元アナウンサーだとか芸能人だとか知名度だけはあるボンクラが混在している。

私はすべてのタレント議員が駄目だとは云わない。まァ9割方ダメだとは思っているが、有権者が選んだ以上、それは甘受すべき苦痛だと我慢している。

昨年ごろからだが、例のNHK党の議員として参議院選挙に当選したのがガーシーとかいうタレントだった。白状すると、まったく見知らぬタレントだった。お笑いなのか歌手なのか、さっぱり分からなかった。ただガーシー砲とかいって、雑誌やネットに芸能人の醜聞を吐きだしているらしきことは分かった。

多分、ネタ切れしたマスコミが濫用する口の悪いタレントなのかしらんと勝手に思い込んでいた。元々芸能界自体に関心がないので、どうでもいい情報だと切り捨てていた。

昨年末は、手術での入院やらコロナでの自宅待機などで家でゴロゴロしていることが多かった。なので日頃ほとんど切り捨てている報道に目を向けると、しばしばこのガーシー議員とやらの情報を散見した。

どうやら芸能人を客に据えて店舗を拡げ、最後は失敗した飲食店経営者らしい。その過程で耳にした芸能人の醜聞をネタに騒いでいる御仁で、現在はカタールのドバイ在住とのこと。

つまり参議院選挙当選後も海外に居て、芸能人の醜聞を声だかに騒いでいるだけの人らしい。

誰だ、こいつに投票した馬鹿は?

政治家や高級官僚、はたまた外面だけはご立派な経済人の醜聞を叫ぶならば、まだ価値はある。ところが誰なのかよく知らない程度の芸能人の醜聞を騒ぎ立てる程度なので、日本の国政にはまったく寄与しない。

もしかして、このガーシーが日本の政治を変えてくれると期待した馬鹿が30万人ちかく居たのか。だから当選したのか。日本人の知的水準の低さを示す生きたサンプルだとしても、あまりに無意味な実例だと思う。

まァ衆愚といってよい人たちがこのくらいは実在することを立証したという点だけは評価しても良いでしょう。でも国税でこいつを養っていると思うと、本気で腹が立ちますね。

民主主義には確かに悪い点がある。まァ投票した一部の衆愚が悪いのですけどね。
コメント (2)
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