割と有名なのだが、日本は先進国随一の降雪量を誇る。
単に降雪量だけならば、ヒマヤラ山脈やアラスカ、シベリア、はたまたニュージーランドの高山に行けば相当な雪が降る。しかし、年間の降雪量が2メートルを超すような地域に大都市を抱えているのは、日本以外ではアメリカ北部やカナダの一部にあるだけだ。
なかでも人口30万人を超えるような都市でありながら、年間降雪量が数メートルに達するのは日本だけである。以前にも書いたが、このような豪雪地帯においては、昨今流行のEV車はまったく人気がない。
降雪地帯に住んでいる訳でもない私でも、その理由は明白だ。大雪による大渋滞が発生したら、EV車に乗っているなんて恐ろしくて出来ない。ただでさえ気温が低く、しかも発電によるヒーターで車内を暖めるのだから、当然に欠電の可能性が高い。
その点、ガソリン車やディーゼル車、ハイブリッド車は携行型タンクで補給が出来る。命の危険性を考えれば、雪国ではEV車は選びずらいのは当然だと思う。
しかしテスラ社や日産などEV車に力を入れているメーカーだって対応は考えている。その一つにヒートポンプを利用した暖房システムを導入して、格段に電気使用量を抑えた新型EV車を導入するなど努力している。
私は肝心の原油が今世紀中にも枯渇の危機にある以上、将来的にはEV車は十分選択肢に入ると考えている。だから闇雲に否定はしない。ただし、あくまで将来的選択であって、現状ではあり得ないと考えている。
でも、だからこそEV車メーカーの技術面での改善に大いに期待している。
ところが年末年始、ユーチューブを中心にあれこれEV車について調べていたら、妙な番組が目立つことに気が付いた。EV車への不満を述べる番組が多い中、逆にEV車を持ち上げる番組が散見されるのだ。
誰だって自分が買った車が非難されるのは嬉しくない。またEV車は新しい乗り物であるが故に無理解からくる偏見もあろうと思う。だから反論する番組があるのも当然だと思う。
思うのだが、いざ番組を視てみると、どうも微妙な違和感がある。重箱の隅をつつくようなことは言いたくないが、そもそも充電率100%の状態で雪中渋滞にはまる状況設定おかしくないか。
更に云うならば、雪中大渋滞が起きるような状況では、既にその数日前から降雪は始まっているだろうし、渋滞が報じられる前からとっくに車列は動かなくなっているのが普通だ。
9時間以上の渋滞に耐えられると自慢していたEV車ユーザーがいたが、実際の雪中渋滞はその倍以上だと思う。まして山間部で頻発する停電が発生した場合、渋滞を抜けて帰宅しても充電できない場合だってある。
日本の雪国の自動車オーナーがEV車を厭うのも当然だと思う。
とはいえ、今世紀後半には原油の枯渇が予想される21世紀の未来を想えば、EV車も決して排除されるべきではない。むしろ今以上の技術的改善、政府による行政的支援、EVステーションを始めとした運用環境の整備、そしてEV車自体の値段の適正化。
これらの問題に目途が経ってからでないと私はEV車を選ぶ気になれません。
単に降雪量だけならば、ヒマヤラ山脈やアラスカ、シベリア、はたまたニュージーランドの高山に行けば相当な雪が降る。しかし、年間の降雪量が2メートルを超すような地域に大都市を抱えているのは、日本以外ではアメリカ北部やカナダの一部にあるだけだ。
なかでも人口30万人を超えるような都市でありながら、年間降雪量が数メートルに達するのは日本だけである。以前にも書いたが、このような豪雪地帯においては、昨今流行のEV車はまったく人気がない。
降雪地帯に住んでいる訳でもない私でも、その理由は明白だ。大雪による大渋滞が発生したら、EV車に乗っているなんて恐ろしくて出来ない。ただでさえ気温が低く、しかも発電によるヒーターで車内を暖めるのだから、当然に欠電の可能性が高い。
その点、ガソリン車やディーゼル車、ハイブリッド車は携行型タンクで補給が出来る。命の危険性を考えれば、雪国ではEV車は選びずらいのは当然だと思う。
しかしテスラ社や日産などEV車に力を入れているメーカーだって対応は考えている。その一つにヒートポンプを利用した暖房システムを導入して、格段に電気使用量を抑えた新型EV車を導入するなど努力している。
私は肝心の原油が今世紀中にも枯渇の危機にある以上、将来的にはEV車は十分選択肢に入ると考えている。だから闇雲に否定はしない。ただし、あくまで将来的選択であって、現状ではあり得ないと考えている。
でも、だからこそEV車メーカーの技術面での改善に大いに期待している。
ところが年末年始、ユーチューブを中心にあれこれEV車について調べていたら、妙な番組が目立つことに気が付いた。EV車への不満を述べる番組が多い中、逆にEV車を持ち上げる番組が散見されるのだ。
誰だって自分が買った車が非難されるのは嬉しくない。またEV車は新しい乗り物であるが故に無理解からくる偏見もあろうと思う。だから反論する番組があるのも当然だと思う。
思うのだが、いざ番組を視てみると、どうも微妙な違和感がある。重箱の隅をつつくようなことは言いたくないが、そもそも充電率100%の状態で雪中渋滞にはまる状況設定おかしくないか。
更に云うならば、雪中大渋滞が起きるような状況では、既にその数日前から降雪は始まっているだろうし、渋滞が報じられる前からとっくに車列は動かなくなっているのが普通だ。
9時間以上の渋滞に耐えられると自慢していたEV車ユーザーがいたが、実際の雪中渋滞はその倍以上だと思う。まして山間部で頻発する停電が発生した場合、渋滞を抜けて帰宅しても充電できない場合だってある。
日本の雪国の自動車オーナーがEV車を厭うのも当然だと思う。
とはいえ、今世紀後半には原油の枯渇が予想される21世紀の未来を想えば、EV車も決して排除されるべきではない。むしろ今以上の技術的改善、政府による行政的支援、EVステーションを始めとした運用環境の整備、そしてEV車自体の値段の適正化。
これらの問題に目途が経ってからでないと私はEV車を選ぶ気になれません。