天気:快晴、気温:20度C(昼)
珍しく、和牛が3頭揃踏み。先日の台風の最中、和牛の50番はそれでも草を食べていたが、今日のような良い天気が続くと、余裕まで見せてくれているようでおかしい。囲いの中に入ると、一斉にこちらを振り向き、塩を期待する。呼べば、巨体をゆらしながら走ってくる。まるで、犬。
第3牧区のある大沢山で鹿のかなり大きな群れを確認する。これから鹿は冬に備えて栄養を蓄えるため、次第に大胆になり、牧草地にも昼間から出てくる。現在は大型の囲い罠には牛がいるが、来週第1牧区に移せば、また鹿の捕獲が始まる。今年は例年に比べ、成績が良くない。いまひとつ積極的になれないのがその原因かもしれない。今、くくり罠は大半が遊んでいる。
上の写真のような惨状をなんとかしたくて今日もテイ沢へ行ってみるも、無様な姿をさらす橋をようやく水流の外へ引きずり出すが精一杯。この橋が、「夫婦ガ淵」に架けてあった下流から数えて4番目のもので、この下に3番目と6番目の橋が引っかかっている。どうもこの6番目が、4番目をさらってしまったようだ。
橋の修理には、この4番目の橋をなんとかしないと次に続かない。にもかかわらず、さてどうしたらよいか策が浮かばない。
この場所は遠い昔、大岩が流れのど真ん中に崩落してできた複雑な地形で、中途半端なことでは早晩同じことを繰り返すだけだろう。と言って、ムー。
待てまて、投げてはいけない。まだ伐ろうと思えば伐れる木もある。ここで官に手を出されては、これまでの苦労が水の泡になる。やるしかない、やるしか。塩崎さんありがとう。
昨夜は中秋の名月。帰る途中の芝平峠から、赤岳の頭上に昇ったばかりの大きなまん丸い月を眺めることができたが、今夜もあんな月を期待しながら夜の山道を帰ることに。
背負われて満月拝す垣の外 木歩