塩をくれろとあとからあとから
天気:快晴、気温:20度C
今日も本当に気持ちのよい秋日和。昼を過ぎれば気温がすぐに下がってくるせいか、牛は日だまりのある「舞台」にいることが多い。
ここは第1牧区の西側底部にある広い放牧地で、近くには水の流れが絶えない沢もあり、安心して置いておくことができる。
テイ沢にもようやく6番目(ハイ、下からです)の橋が架かり、一安堵といったところ。橋が流されて以降、ヒルデェラ(大阿原)からテイ沢への入口に置いた案内板は裏返してあるが、今日も単独の女性が下ってきて、「きれいな所ですね」などと言ってくれる。夏にも来たことがあるということで、再訪はやはりありがたい。
橋はこんな感じです
5時になっても、空には雲がない。帰るのをまた遅らせて星でも眺めていこうかという気持ちになる。
一昨日だったか、星空を期待していたら夜になってあいにく雲が出てきてしまう。が、その帰りの夜の山道では、ヘッドランプの光の中に細い針のような落葉松の葉がキラキラと舞い、突然鹿の親子が飛び出してきたりと、いかにもこの季節らしい夜の山の雰囲気を味わう。星こそ見えなかったものの十分な満足感を味わいつつ、いつもよりゆっくりと山を下りた。