散開星団プレアデス(和名:昴) Photo by かんと
今日もかんと氏の素晴らしい作品を紹介させていただく。
わが国が誇るハワイのすばる望遠鏡が観測に成功した銀河の中には、100億光年を超える銀河もあると聞く。想像を絶した遠方の、しかもはるか遠いとおい昔に誕生した銀河ということになる。
この銀河に、もしわれわれを超えた知性が存在していたとして、そしてどのような高性能の観測機器をもっていたとしても、天の川銀河のその片隅にある太陽系を観測することはできない。われわれの銀河は誕生してからまだ46億年しか(!)経っていないのだから、それが可能になるにはあと50億年以上も待たなければならない。
宇宙の広大さや時間について一般のわれわれには、思考を段階的に進めていくことができない。例えば昨年、太陽圏を脱出して恒星間宇宙に飛び出した初の人工物として、ボイジャー1号のことが大きな話題になった。
秒速17キロ(61、333キロ/h)という高速度で、36年もかけて187億キロもの距離を旅したのだ。しかし、宇宙の距離に使われる光の速度からすれば、それはわずか20時間にも満たない距離なのだ。
ちなみに、今日の写真の散開星団プレアデスまでの距離は、408光年だと。
予報通り、午後から雨。第1牧区で60頭以上の鹿の群れ。大ショック。第4牧区の電気柵については一部通電なるも、まだ今後については思案中。連休最後の明日はよい天気になりそう。知らないことを知ったかぶって書いて、疲労困憊。明日もかんと氏の素晴らしい作品をお楽しみに。末筆ですが、連休中のお客さま各位には大感謝です。
山小屋「農協ハウス」とキャンプ場の営業については4月28日のブログをご覧ください。