入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’19年「春」 (1)

2019年03月01日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 きょうから3月。庭の一番日当たりの良い梅の枝に2輪だけだが、咲いたばかりの白い花を見付けた。この陽気ならきょうのうちに、開花を待っているあの枝の他の蕾も、白い花を咲かすだろう。梅の花は、咲き始めがいい。春の風に吹かれて舞っていくようになると、その清潔な白さが色褪せて、少々みすぼらしく見えたりする。梅の花の散り方は、桜の花とは違うような気がする。止まれ、折角咲き始めたばかりの梅の花なのに、今からこんなことを呟くのは野暮だろう。



 明日は予定通り上に行くつもりだ。あそこでも、何か春を感じられるようなものがあればと期待している。丁度1年前は、確か赤羽氏が1泊し、その後I上氏とO氏が来た。武道家O氏は大量の荷物を持ちすぎ途中で動きがとれなくなって、到着が大分遅れた。I上氏は、山スキーを体験したいということだったが、シールを付けたスキーを履くのは初めてだったようで、キャンプ地AとBのちょっとした段差で呆気なく転び、大分もがき続け、手を貸すまで起き上がれないでいた。よく覚えていないがあの二人、疾うに還暦を過ぎているのに小屋ではなく、いつものようにテントに泊まったような気がする。
 今年は誰も来そうにないが、一人でしみじみするのも悪くはない。天気は明日も良さそうだし、あの入り口の日当たりの良いいつもの場所で、椅子を持ち出しドロドロのウイスキーを飲もう。そして、勝手に湧いてくるであろう"老人の想念"とやらの相手でもするつもりだ。夜はテントもいいが、まだ決めかねている。月齢(25.2)からすれば、「無窮の遠(おち)」を飾る煌く無数の星や、星座も見ることができるだろう。

冬の営業案内」をご覧ください(下線部を左クリックしてください)。予約は早めに頂ければさいわいです。




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