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「花曇り」、まだサクラの花の季節には少し早いが、きょうの天気はそんな感じで、外の気温も先程見た時は9度ぐらいだった。さすがに炬燵を手放すことはせず、朝風呂の習慣はまだ続いていても、もう、他の暖房器具の世話にはならなくて済む。
これからは自然界ばかりか、それに釣られて人も気分の昂揚する爽やかで華やかな季節が来る。新年度が4月から始まり、学校や会社、役所なども活気づく。日本ならではの始まり方、もうあまり関係ないとは言え悪くないと思っている。
写真は2年前になるが4月6日、つまり一昨年のきょう撮ったものだ。遠くに第3牧区のある大沢山が見えていてよく見る景色だが、いざ撮影場所となると一瞬どこから撮ったか分からなかった。そして、右下の枯れた柴を見て「ああ、あそこだな」と気付き安堵した。
加齢とともに記憶力が低下し、人の名前がすぐ出てこないことがある。それでも、この年齢になるまでにはたくさんの人の名前を覚え、その数はかなりなものだと思うから、少しぐらい忘れても仕方ないと諦めている。
ただし、つまらないことならよく覚えている。だから、2年前に撮った写真の場所など分からなくても良さそうなものだが、変なこだわりがあるのだ。
以前に「石1個写した写真でもその場所が分かるよね」とあるエライ人からからかわれて、そんなことは当然無理だが、しかし否定しなかった。
今年で牧場勤めは18年になる。ある企画を実行するに当たり、その話を耳にしたFMZ君から「もっと気合を入れてやらなければ駄目だゼェ、それじゃあ社長になんかなれっこ!」とお𠮟りを受けた。確かに彼は社長であった。SADA君もそうで、二人には牧場のことでもいろいろと世話になり、協力もして貰った。
牧守の身で不足なく、社長になれるとも、なりたいとも思ったことなどなかったが、こと牧場に関しては思い入れが人一倍強く、だから、そんな撮影場所などという些細なことも気になった。
来週、また上に様子を見にいくつもりでいる。前回と同様、途中で引き返すことになると思うが、そうなったらオオダオ(芝平峠)から側溝を浚ったり、落石を片付けたり、少し冬の間に荒れた山道に手を入れてみようと考えている。
きょうのカレーの会の準備もほぼ終わった。会場は、FMZ君宅。
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本日はこの辺で、明日は沈黙します。