入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’19年「秋」 (20)

2019年09月25日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 きょうの秋空の青さは感動的で、文句なし。朝来る時、初の沢の大曲り手前で、寛いでいたUme氏とT氏に会い、コーヒーを頂戴した。いい一日の始まりになった。感謝。
 おきらくさん、K-cha、それにJAXAのK氏と、きょうは思いがけずいろいろな人に会った。
 
 明日は山を下りなければならない牛たちはそのことを知らず、様子を見にいったらいつものように集まってきた。第1牧区にいる6頭のホルスタイン種の乳牛と5頭の和牛、それにこれも乳牛になるが1頭のジャージー牛、約4か月を同じ牧区内で過ごした。時には風雨に苦労し、心細い思いもしただろうが、中間検査以降に種牛のいる牧区に移動させられた牛たちよりか、広い牧草地で安気気楽に過ごすことができただろう。
 それに比べ、種牛のいる第4牧区へ移った牛たちは、子を宿すという大役を果たさなければならず、意に添わぬマッキーの求愛に耐え忍んだこともあったかも知れない。また、第4牧区のAから久しく放牧してなかったBへ、そしてさらには国有林の第5牧区へと草を求めて環境を変えた。脱柵はあったが、この牛たちも短い生涯の中で自由な時を過ごすことができただろう。
 そしてマッキー、お前は種牛として立派に大役を立派に果たすことができたろうか。さんざん手を焼かせてくれたが、来年も来ることになったら、反対はしない。1年ぶりだったか2年ぶりだったか、随分と印象が変わって猛々しく、しかも独占欲は驚くばかり強くなったな。来年は是非、人間の男と、牛の雄とは、相当違うことを学習してから来い。さもなくんば、教えてやる。

 夕暮れが近付いてきた。西日を浴びながら囲いの中の牛たちが、草を食んでいるいつもの風景が見えている。口は動かしているのだろうが、ほとんど止まったままで、動きはない。長い影がその牛たちを追うように少しづつ上へと伸びていく。

 ゴンドラの山頂駅からここまでは約1時間ほどです。入笠登山口を過ぎれば、ゆっくりとした下りになります。秋の山を楽しみながら来るにはちょうど良い距離かと。

 営業案内 「入笠牧場の山小屋&キャンプ場(1)」およびその(2)です。下線部をクリックしてご覧の上、どうぞご利用ください。




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