入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

      ’24年「秋」(18)

2024年08月26日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

   1年にこの日だけは、混雑させないキャンプ場が変わる
 
 5時少し前、激しい雨音で目が覚めた。昨夜、思いがけず天気が回復し、みんなで星空を眺めて別れたというのに、驚くやら、呆れるやら。それに、予報ではきょうは天気は良かったはずだ。

 突然飛び込んできた撮影の企画があって、「みんな」というのはその居残りメンバーたちで、中には天の川を初めて見たと歓声を上げる人もいた。最初は急なことで対応に戸惑ったが、結果は上出来、最後は気持ちよく和やかに終わることができた。
「JALNEC」の面々が帰り、そしてたった1日の縁でしかないであろう撮影隊の人々もいなくなった。それぞれがそれぞれの生活、仕事へと帰っていったのだ。幾たび繰り返してきただろうか、こういうことを。また一時の喪失と空洞。

 今回も、撮影に関しては詳しいことを呟くのは避けたい。関心のある人もいるだろうが、現在の牧場の状況を考えるとここへの誘客に、こういうことを利用することは避けたいと思っている。
 たまにどこで知ったのか、「撮影地巡り」とかいう人たちの問い合わせもあるが、気持ちは理解できるものの希望には添えないことを伝えている。それに、そういうことを抜きにしてもここには、充分に楽しんでもらえる環境、訪れた人が主役になれる「舞台」があるのだから。
 各種の撮影の受け入れは、つまるところは牧場の維持、存続のため、それがひいてはここの環境、景観を守ることにつながると考えているので、ご理解いただきたい。
 
 7時半には下から牧場担当のO君がトラックを案内してやって来ることになっている。1頭の和牛を里へ降ろさねばならないが、この雨だ、果たして現場の第1牧区までトラックを上げることができるだろうか。
 確かに幾日もかけて、砕石2立米を入れて整備をしたことはした。しかし、あのくらいの量ではとても足りない。当然ながら作業道はぬかるんでいる。
 別の日も考えて天気予報を見れば、「大雨の予想です」だと。今週は台風10号の影響もあって週末までいやな天気が続く。
 
 7時、もうトラックが来た。O君はまだだ。
 結局、途中からトラックはタイヤチェーンを履き、それで何とか上まで行き、目的を果たした。良かったが、道はまた整備し直さねば。

 山小屋&キャンプ場の営業案内は下線部をクリックしてご覧ください。
 本日はこの辺で。

 
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