入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

入笠牧場、昨日の火事と今日の雪

2013年11月15日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など
 天気:雪、気温:零度(昼)

                   
                  昨日の火事の様子を報ずる「信毎」

 「信毎」の記事によれば、出火は3時半ごろとのこと。下からここへ情報が来たのが4時を少しまわっていた。富士見側のある畜主が、JA上伊那の畜産課へ問い合わせてくれたのだそうだ。
 牧場は大丈夫と、罠の回収を優先した。その間には捕獲に気づかなかった1頭の大型の雄鹿の死体処理もあったが、恐らくあそこだろうと推測していた登山口の花畑に行ってみた。最近よく野焼きをしていたから、その煙を見誤ったのだろうと考えたのだ。しかし、そこには人気もなく、ひとすじの煙さえなかった。
 ふと見ると、夕日に八ヶ岳が赤く燃えていた。それで、展望台まで行ってみようと走り出したら、下から車が登ってきた。中に消防隊員の半被姿が見えた。「入笠小屋が火事だと」言って、場所を聞いてくる。その方角に目をやれば、聞くまでもなくもうそこから、林をすかして大きな火炎の上がっているのが見えた。
 現場には行った。しかし混雑が始まりそうだったのでいったん引き返した。そして再度行ってみると、消防車や関連した人や車だらけだ。明らかに放水に手間取っているようだった。よい水源がないのだ。そしてその間に、建物の大方が燃え崩れてしまった。何もできずに、ただ呆然として見ているしかなかったが、複雑な気が、思いがしてきた。
 心配して電話してくれたM氏の言うように、風がなかったことが幸いした。そうでなかったら、あの水の便の悪い山の中、いったいどうなっていたことか。
 小屋主のK氏には本当に気の毒なことだ。古き入笠を知る長年の固定客がたくさんいたと聞く。どうか再起して、そうした人々に愛される「入笠小屋」を、ぜひ復活させていただきたいものだ。

          
                  今日の雪で此処はこんな景色に

 ISON彗星(のみならず「ラブジョイ彗星」、「エンケ彗星」も)の観測情報が同じ今日の新聞に大きく出ていた。
 山小屋「農協ハウス」の冬季営業については11月1日のブログをご覧ください。

 スノーシュー(ズ)を履いて白い森の中へ行く、ストーブを囲んで長い冬の夜話に耽る、また、銀河鉄道の乗客となって果てしない宇宙へと旅立つ。そんなことがあなたにも、此処ならきっとできるでしょう。
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