午前5時、気温15度清涼、快晴。夜露はいつもの朝よりか降りていない。サンダル履きで草の上を歩いても、足は殆ど濡れなかった。
都会では猛暑が続いているらしい。昨夜8時ごろ、横浜に住む知人からの電話によればまだ気温は33度だと、その暑さにすっかり閉口している様子だった。分かる、と思わず口をついて出た。
炎暑の都会では、最早冷房機無しでは暮らせないだろうが、品不足も伝えられていた。そういう手段を持たずに、ひと夏を送らねばならない人もいるだろうにと、長いこと音信を断っている気になる人の顔を思い浮かべ、案じた。
そんな中、きょう8月1日をもってこの呟きの題名を「秋」に変えた。俳句の約束事に従ったわけではない。あまりにも気が早過ぎると謗られるなら甘んじてそれを受けよう。願望も混ざっているが、ここでは早くも秋色をそこかしこに感ずるようになったし、不順な天候にこれまであまりにも翻弄され過ぎた。一抹の未練を覚えながらも、別れを決断するような・・・、いや、この場合は先方からの通告と言うべきだろう、受けることにした。
確かに6月のいつだったか、ここにも早世の短い夏があった。気温は普段の年なら25度を超えることはまずないが、27度まで上がった。そしてそれ以降、季節は暴走を重ねて約1ヶ月、その狂態にいつしか疲れ果て、愛想が尽きた。
まだ10日くらい先までは、罪滅ぼしのような夏の名残りを見せる日があるかも知れない。しかし、もう気持ちは決まった。気の静まる、深い秋の到来を待ちながら、縁の薄かった夏を送る。
キャンプ場には、昨日から6泊の予定で来たKさん夫妻の他に、単独者が2名。彼らはきょう帰る。撮影を早々に断念したあの人たちが、きょうの天気を見たらどう思うだろう。
TDS君、先週これで終わりました。感謝。
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本日はこの辺で。明日は沈黙します。