二十代の頃
「ミセス」「クロワッサン」「婦人之友」と
もう主婦か?と突っ込まれそうな
(たぶん)三・四十代以上向けの婦人雑誌を好んで読んでいた。
ミセス系のモデルに奥さんが
クロワッサン系のエッセイにお嬢さんが出ていて
先に知ったのはそちらからであり
その夫・その父である
山内明を本人と確認したのは 後からなのであった。
妻や子と 別の暮らしがある。
本人情報に 上記のような説明がついてきて
「ふーん そうなのか。」と
一色ふたいろ重なった 脇役のひと、
二十代の私の中に山内明は
そんな薄い印象のまま しまわれていた。
無我と小巻と脱サラ・カレー屋(?とにかくカレーが出てくる(^_^)/)
そんくらいしか覚えていなかった、でも懐かしい「二人の世界」
録画を再生すると
花嫁の父は 山内明だった。
山内明をきちんと?見るのは 初めてかもしれなかった。
なんといったらいいのか、
ナイーブ!思春期の少年みたいである。
なんかここで 言葉にしてしまうのがもったいない(?_?)。
光石研が見せないように見せないように演技しているものを
山内明は 無防備にそこにあって まぶしいほどに現していた。
脇役って 深い。