“新刊広告の中に中村好文さんが出てきて”
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「伊丹十三選集 第二巻 好きと嫌い」 岩波書店 2019
を読んでいる。(この巻の「編者解説」担当は、中村好文氏。*)
(章立て)「美味礼賛」の中の「女連れ」。
「サテ、と、あなたなに飲む?」
「そうね、あたしジュースかコーラいただくわ」… (p.88)
デート中での女性のこの受け答えに 十三さんは 心底がっかりしている。
“旅ってとりあえず、お酒?”なんてまとめようとしている私なんか こんこんと説教されそうである。
と 勝手に盛り上がって読んでいる。
読み進むうちに 辞書を引くシーンが出てくる作品になった。(p.175)
「金棒引き」という言葉を辞書に探す著者。
辞書!最近買っ(てしまっ)た 三省堂現代新国語辞典 第六版 で私も「金棒引き」を引いてみた。
載っていない。
(「金棒」の見出しはあって、「鬼に――」も参照のようにはなっていたが 「金棒引き」までは展開されていなかった。)
で 少しほっとした。
何が?全くの個人的展開発想なのですが
新しく国語辞典なんか(!)買っちゃって じゃ、
“どうしてこんなところに辞書群が飛び地みたいに置いてあるんだ?ああそうだった、子どもが捨てると出してきた参考書・辞書類を「え、捨てちゃうの。何かモッタイナイ。」ととりあえず貰い受け自分のモノと比べてどちらか残そうと思ったまではいいが、ごそごそ集合させて、で、そのままだった。
「じゃあ、いつやるか? 今でしょう。」
ステル、ステル、シマイ込ム、…ずかずか進めているうちに、…”
みたいに 国語辞典系「だわへし」した方がいいのかな とグズグズ思っていたこの頃だったからだ。
「金棒引き」載っていた辞書の隣りに 三省堂現代新国語… 置いて、片付け先延ばし(^_^)/。
(こうしてモノが増えていく。。。)
* 伊丹十三記念館を設計。