<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

一人勝ちする。

2021年08月08日 16時36分08秒 | Weblog

人生は料理だ。いろいろに料理しておいしくいただく。材料は豊富だ。事欠かない。

 

美味しく頂いた方が勝ち。勝ち負けはないだろうけど。一人勝ちする。

 

今日は雨の日。雨を料理に加えて煮込んで、お爺さんがにたにたする。にやりにやりする。

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青鬼のほっぺたに鬼百合の赤い花粉がくっついている。

2021年08月08日 16時01分15秒 | Weblog

鬼百合へ走る青鬼百匹の頬に花粉の赤い夕焼け     山鳩暮風

選者は見向いてもくれなかったようだ。捨てられた我が作品。作者の僕が見えた情景が、目に浮かばなかったのだろう。しようがないな、僕は僕の世界の住人。選者様とは境界すら接していないようだ。・・・と負け犬の遠吠え。

夏は鬼百合が咲く。炎天下に赫々として咲く。花弁が反り返る。そこへ斑点がぽつりぽつり集まる。雄花雌花が外へ突き出している。茎が高い。葉っぱがごっつい。山里にはよく似合う。第一にその素朴なところが僕は好きだ。にじり寄って行く。

想像をたくましくする。百匹の青鬼達が集まって来ている。みんなこの花が好きなのだ。走り寄って行く。花粉を頬にくっつけている。それが一人一人の頬にある。小さな夕焼けに見えている。野の花の鬼百合。異界の住人の青鬼たち。昼間、ここは戯れに来る鬼さんたちで賑わっている。

ま、文学作品なんてどうせ空想世界。それもこれも、おもしろくして見ていればいいんだ。

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青鬼のほっぺたに鬼百合の赤い花粉がくっついている。

2021年08月08日 16時01分15秒 | Weblog

鬼百合へ走る青鬼百匹の頬に花粉の赤い夕焼け     山鳩暮風

選者は見向いてもくれなかったようだ。捨てられた我が作品。作者の僕が見えた情景が、目に浮かばなかったのだろう。しようがないな、僕は僕の世界の住人。選者様とは境界すら接していないようだ。・・・と負け犬の遠吠え。

夏は鬼百合が咲く。炎天下に赫々として咲く。花弁が反り返る。そこへ斑点がぽつりぽつり集まる。雄花雌花が外へ突き出している。茎が高い。葉っぱがごっつい。山里にはよく似合う。第一にその素朴なところが僕は好きだ。にじり寄って行く。

想像をたくましくする。百匹の青鬼達が集まって来ている。みんなこの花が好きなのだ。走り寄って行く。花粉を頬にくっつけている。それが一人一人の頬にある。小さな夕焼けに見えている。野の花の鬼百合。異界の住人の青鬼たち。昼間、ここは戯れに来る鬼さんたちで賑わっている。

ま、文学作品なんてどうせ空想世界。それもこれも、おもしろくして見ていればいいんだ。

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嫌な奴にはしたくない。仲良くする。

2021年08月08日 15時39分39秒 | Weblog

蜘蛛の子とふたりいました夜もすがら     山鳩暮風

これもあえなく落選していた句。俳句になっていないんだろうか。

部屋の中に蜘蛛の子がいる。生まれて間もないのだろう、きっと。

なかなか出て行かない。仕方がない。朝まで付き合うことにする。

嫌な奴にはしたくない。邪魔にはならない。仲良くする。ときおり近寄って来る。声を掛ける。

他には誰もいない。だから、「ふたり」の間柄になる。

どのみち、いつも一人でいるばかり。相手もしてもらえない。好きだと言ってくれる人は異界にしかいない。

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我も亦幽谷に棲む木の葉木菟(このはずく)

2021年08月08日 15時06分20秒 | Weblog

我も亦幽谷に棲む木の葉木菟       山鳩暮風

僕の落選の句。選者には見向きもされなかったのだろう。

木の葉木菟(このはずく)はフクロウ。夏鳥。

体長が20cmほど。日本に棲むフクロウ類の中では最小らしい。

図鑑によれば、身体全体が淡黄褐色で、頭上に耳羽がある。夜間に「ぶっぽうそう」と鳴く。冬になると南へと渡って行く。

誰もが寝静まった夜中に、近くの日の隈山からこの声が聞こえて来る。重奏低音だ。寂しくなる。

人間の僕はこの通りには鳴けないが、その代わり、淋しい淋しいと声を上げて泣く。なんだか、お前も木菟(ずく)じゃないか、と思ってみる。深山幽谷のこの山里は、フクロウにも人間にも寂しいところだ。

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わんわん声を上げて泣きたくなった

2021年08月08日 14時23分41秒 | Weblog

見えないがパワーが目蓋を開かせる      山鳩暮風

朝、目覚める。目蓋が開く。ものが見える。生きているんだ、と思う。

この目蓋を開かせたのは? わたしだったのか? わたし以上のパワーだったのか? 気になる。

わたしが直接の力を貸したかもしれないが、そのわたしの力を押した見えないパワーが加わって初めて可能だったのではないか?

そう思ったら、その見えないパワー、宇宙を宇宙たらしめているパワーと、ここで直接に出遭ったような感覚になった。

わたしと大いなる宇宙の神秘が繋がっているような感覚になった。

わんわん声を上げて泣きたくなった。

僕の投稿したこの川柳は、しかし、抹殺されて終わった。選者には僕の感覚が届かなかったようだ。届いたとしても、暴投のボールにしか判定できなかったんだろうなあ。

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