さみしいか? 空が問いけり 低く来てヤンマも問ひぬ 月までが問ふ 山鳩暮風
☆
この作品が今朝のS新聞読者文藝短歌部門、江副選で、3席に選ばれていました。ヤッホーを叫びました。1000回投稿した中の1入選です。
ヤンマはトンボの別称です。
僕は昼も夕方も夜に入っても寂しい。でも、それを見ていてくれる空がありました。オニヤンマも低く飛んできて気遣ってくれますし、夜になったら細い月までもが問い掛けて来てくれます。
でもでも、僕は寂しい。寂しさが消えて行かない。消えたかと思っているといつの間にかまたにゅっと現れて来ている。そして僕をしつこく寂しがらせる。