■安中市庁舎建替え問題に取り組んでいる市内4つの市民団体は、6月25日に合同で、茂木英子・安中市長に要望書、報告書等を手渡しました。残念ながら時間はわずか30分しか許されませんでしたので、市民団体側では提出資料の説明をざっとしただけで、肝心の意見交換等は出来ませんでした。
合同で資料を提出したのは、当会のほか、安中市庁舎建設を考える市民の会(小川光・代表)、安中まちづくりワンワンチーム(吉永真・代表)、庁舎建設の方向性を考える会(嶋村楓太郎・代表)で、4会を代表して嶋村代表が1か月前からアポイントを市側に申し入れていたものですが、ようやくこの日実現したものです。
市側の出席者は、茂木英子・安中市長、町田博幸・企画経営部長、大溝泰彦・企画経営部財政課長です。田中秀人・企画経営部秘書政策課長の顔も見えましたが最初だけで居なくなり実質的には3名でした。またマスコミから上毛新聞、東京新聞、毎日新聞がきて取材をしていました。マスコミにはこの問題についてのこれまでの経緯と論点をまとめた資料を配布しました。

↑松井田庁舎。ここの議場は物置になっているが、ここに市議会の議場、議会事務局、正副議長関及び会議室をそっくり移転すれば、20議席でもOKで、傍聴人も40名は入れる。仮設ではなく恒久的に移転すれば市庁舎建設費用が50億円から10億円へと大幅に節約できる。出典:安中市庁舎建設を考える市民の会FB。↑
この経緯は次のブログ記事を参照ください。
○2021年3月28日:【安中市庁舎建替え問題】広報あんなか4月号「市庁舎の整備について検討しています」記事に異議あり!↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3293.html
○2021年4月11日:【安中市庁舎建替え問題】旧安中高校跡地に建替え場所を誘導したい思惑ミエミエの官製アンケートに要注意!↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3300.html
○2021年4月27日:【安中市庁舎建替え問題】4/26松井田地区と安中地区の一部へアンケート兼用チラシ6000部を新聞折込配布↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3308.html
○2021年5月20日:【安中市庁舎建替え問題】官製アンケートの結果ほぼ固まる・・・安中市が中間報告↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3316.html
○2021年6月6日:【安中市庁舎建替え問題】官製アンケート中間報告のトリックに係る公開質問に対し市から不明確な回答届く↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3322.html#readmore
また、市庁舎建替え問題に取り組む市民のかたがたのブログやサイトの記事もご覧ください。
■安中市庁舎建設に関する特別サイト
https://usuipc.wixsite.com/annaka
■庁舎建設の方向性を考える会
https://www.facebook.com/groups/289833998763551/about
■安中市まちづくりワンワンチーム
https://www.facebook.com/annakawanwan/
■安中市庁舎建設を考える市民の会
https://www.facebook.com/groups/2308088432540835/
■かわ遊び・やま遊び雑記/「安中市庁舎問題」のブログ記事一覧
https://blog.goo.ne.jp/koizumi-masato/c/18bdb559bbad9cec5dc59fdf5b15a1de
■当日、安中市長に提出した文書は次のとおりです。
*****6/25市長への要望書*****ZIP ⇒ 20210625sapgv.zip
要 望 書
安中市長 茂木英子様
庁舎建設等特別委員会委員長 田中伸一様
令和3年6月25日
庁舎建設の方向性を考える会 嶋村楓太郎
市民アンケートの結果を踏まえた安中市庁舎建設に関する要望書
安中市役所の旧庁舎・中庁舎は、平成19年2月23日に、(財)群馬県建設技術センターより耐震診断の判定結果通知が出て、旧庁舎は、「耐震性能は非常に低く大規模な改修が必要」、中庁舎は、「耐震性能は低く補強が必要」と結論づけられております。それからはや13年の歳月が経ち、市役所を訪れる市民にも危険な状態が続いております。4月に配布され5月に集計された「庁舎整備等に関する市民アンケート」の結果に基づいて市庁舎建設の方向性を決定出来るものと拝察いたします。
そこで、是非とも市民や市職員の生命の安全を最優先にして、早急に仮設庁舎への移転に対処されるよう要望いたします。
なお、庁舎整備等に関する市民アンケート集計中間報告書の現状のまとめ方では判りにくいので、市民の意向が明確に判るよう下記および次頁にデーターを整理し直した結果を添付いたしますのでご高覧いただきますようお願い申し上げます。
【具体的要望項目】
・旧庁舎、中庁舎に在籍する部署を人命尊重のため仮設庁舎に移転する。
議会関係は松井田庁舎に、その他は、谷津庁舎、安高格技場、法務局跡など既存施設を使用する。
・現在地の用途地域指定の変更を早急に手続きする。
第1種住居地域の延床面積制限3000㎡を越える建物も可能にする。
・旧庁舎・中庁舎跡に建設する建物には西庁舎の機能も含むこと。
西庁舎は撤去して駐車スペースを拡げる。
【庁舎整備等に関する市民アンケート集計中間報告書より「問9の結果」】

建設場所の意見として見れば、耐震補強票も現在地である。現在地は、43.4%+3.9%=47.3%
※問9を無回答と無効を除外して再計算すると現在地と安高跡地の割合は明白になります。


【市民アンケート問9の結果まとめ】
建替える場所;1位 現在地(50.6%)、2位 安高跡地(43.2%)
1位、2位は、上毛新聞が書いたような拮抗では無く、1位(現在地)が過半数を獲得。
*****6/25市民団体による民間アンケート結果報告*****ZIP ⇒ 20210625apg.zip
令和3年6月25日
安中市長 茂木英子様
安中市庁舎建設を考える4団体共同
新聞折込による「安中市庁舎建設に関するアンケート」の結果報告
下記日程にて新聞折込にアンケートはがきを組み込んだチラシを配布してアンケート調査を行いました。
新聞折込日;令和3年4月25日、折り込み部数6000部(松井田地区、磯部、東横野地区)
16歳以上の安中市民を対象 期間;4月25日~5月2日 ハガキ回収日;5月6日
アンケートは集計の正確さを期すため、追跡出来るよう氏名・住所・連絡先記入の記名アンケートとしました。
(別紙添付のアンケートチラシ参照)
【設問】
○質問1:建替える庁舎の規模
①一極集中の大型庁舎(市の行使貴案9500㎡)
②老朽化した庁舎のみを建て替える。(旧庁舎、中庁舎約3600㎡)
③わからない。
○質問2:建替え場所について
①現在の場所
②安高跡地
③それ以外の場所
④わからない
○質問3:市庁舎建設費用はどこまで許容?
①20億円台
②30億円台
③40億円台
④50億円以上
【届いたアンケート葉書】
切手代負担にもかかわらず予想以上の返信をいただきました。


【市庁舎建設に関する民間アンケート集計結果】
令和3年5月12日



【安中市庁舎建設を考える4団体共同調査結果の内訳】

【アンケート調査結果まとめ】
市庁舎の規模;1位 老朽化庁舎のみ建て替える(88%)
建替える場所;1位 現在地(82%)
2位 安高跡地(7%)
建設費用; 1位 20億円台(83%)
2位 30億円台(8%)
3位 50億円以上(5%)
備考; 必要であれば、安中市全域に折り込むことも考慮します。
*****6/25マスコミ配布資料*****ZIP ⇒ 20210625ve.zip
令和3年6月25日記者会見補足説明資料
新聞社 各位
安中市庁舎に関するこれまでの経緯と論点
安中市役所本庁の庁舎は、4棟の建物で構成されています。
(入口側から新庁舎、旧庁舎、中庁舎、保健センター)

古い順に、旧庁舎、1959年竣工(築62年)、中庁舎、1969年竣工
(築52年)、保健センター、昭和61年竣工(築35年)、新庁舎、平成13年竣工(築20年)となっています。
耐震診断の結果、旧庁舎と中庁舎に問題があります。特に旧庁舎は、耐震性能は大変低く大規模な改修を必要としています。
【年月と主な経緯】
●平成19年2月23日<市長:岡田義弘>
(財)群馬県建設技術センターより耐震診断の判定結果通知が出る。
旧庁舎;「本建築物の耐震性能は非常に低く、大規模な改修が必要です。」耐震性能ランクD1 PH階はD3
中庁舎;「本建築物の耐震性能は低く、補強が必要です。」耐震性能ランクC2(1次判定D1)
●平成20年9月<市長:岡田義弘>
安中市耐震改修基本計画を策定し、学校、保育園、病院の建て替え及び耐震補強に順次着手(市庁舎は後回しになる。)
●平成27年5月22日<これ以降の市長:茂木英子>
第1回庁内事前準備組織による検討会議、以後平成29年6月28日まで8回の会議を開催
●平成29年9月26日
庁内事前準備組織より「庁舎建替に関する報告書」を市長に提出
報告書の結論(これが現在の安中市の公式案)
・庁舎建設場所について 安中高校跡地
・規模について 全ての部署を新たな庁舎に集中させるのが理想、現在の新庁舎・旧庁舎・中庁舎・保健センター・松井田支所内に所属する部署が入ることを前提とし、9,500 ㎡規模の庁舎を建設する。
・建設費 49億3530万円 (暫定金額)校舎撤去費用等は含まず。
●令和2年6月23日~令和2年10月26日
・安中市庁舎に関わる市民懇談会を開催
・メンバーは、公募市民5名、市が選定13名の計18名で5ヶ月間に5回の会議を行い提言書をまとめる。
【市民懇談会設置要綱】
第2条 懇談会は、次に掲げる事項について調査・検討し、市長に提案するものとする。
(1)庁舎に関わる基本的事項に関すること。
(2)庁舎の位置に関すること。
(3)庁舎の規模及び施設計画に関すること。
●令和2年11月24日
・市民懇談会の提言書を市長に提出。
・提言書の中身は、庁舎の位置は3カ所が並記、庁舎の規模に関することも意見の羅列に終治し方向性を決める提言書としては役に立たない。
●令和3年4月5日~令和3年4月30日
・市民懇談会で方向性を出せなかったため「安中市役所の庁舎整備等に関する市民アンケート」を実施
・満16歳以上の住民基本台帳から無作為抽出した市民4,000人を対象
●令和3年5月19日
・「安中市役所の庁舎整備等に関する市民アンケート」の結果中間報告公開
●市民アンケートと同時に広報あんなか4月1日号で募集していた市ホームページやFAXや郵送による市民の意見については、現時点では未公開。
【論点のポイント】
・市役所の現在地で老朽化した庁舎のみを建て替えれば建設費は約20億円で済む。
・安高跡地に移転して市庁舎を新設すれば建設費は50億円を超える。差額は30億円以上
・市役所に30億円も余分に費やすよりもインフラ整備や市民のために使ってもらいたい。
・一極集中型庁舎では、地域全体の持続的な発展に役立たない。
**********
■タゴ51億円事件で元職員タゴに対して、民事訴訟勝訴により22億円+遅延損害金=約61億円の債権をもつ安中市土地開発公社の連帯保証人をしている安中市ですが、この債権を行使すれば、タダで市役所庁舎建て替えが出来、予算がすべて市民サービスに充当できるのに、それをまったく実行しようとしない安中市は、いったい誰のための行政なのでしょうか。
当会は引き続き、他の市民団体とともに、市庁舎建替えに際して、最小のコストで最大の効果を発揮できるようなかたちでの計画実現に向けて、市政を監視してまいります。
【市政をひらく安中市民の会事務局からの報告】
合同で資料を提出したのは、当会のほか、安中市庁舎建設を考える市民の会(小川光・代表)、安中まちづくりワンワンチーム(吉永真・代表)、庁舎建設の方向性を考える会(嶋村楓太郎・代表)で、4会を代表して嶋村代表が1か月前からアポイントを市側に申し入れていたものですが、ようやくこの日実現したものです。
市側の出席者は、茂木英子・安中市長、町田博幸・企画経営部長、大溝泰彦・企画経営部財政課長です。田中秀人・企画経営部秘書政策課長の顔も見えましたが最初だけで居なくなり実質的には3名でした。またマスコミから上毛新聞、東京新聞、毎日新聞がきて取材をしていました。マスコミにはこの問題についてのこれまでの経緯と論点をまとめた資料を配布しました。

↑松井田庁舎。ここの議場は物置になっているが、ここに市議会の議場、議会事務局、正副議長関及び会議室をそっくり移転すれば、20議席でもOKで、傍聴人も40名は入れる。仮設ではなく恒久的に移転すれば市庁舎建設費用が50億円から10億円へと大幅に節約できる。出典:安中市庁舎建設を考える市民の会FB。↑
この経緯は次のブログ記事を参照ください。
○2021年3月28日:【安中市庁舎建替え問題】広報あんなか4月号「市庁舎の整備について検討しています」記事に異議あり!↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3293.html
○2021年4月11日:【安中市庁舎建替え問題】旧安中高校跡地に建替え場所を誘導したい思惑ミエミエの官製アンケートに要注意!↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3300.html
○2021年4月27日:【安中市庁舎建替え問題】4/26松井田地区と安中地区の一部へアンケート兼用チラシ6000部を新聞折込配布↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3308.html
○2021年5月20日:【安中市庁舎建替え問題】官製アンケートの結果ほぼ固まる・・・安中市が中間報告↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3316.html
○2021年6月6日:【安中市庁舎建替え問題】官製アンケート中間報告のトリックに係る公開質問に対し市から不明確な回答届く↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3322.html#readmore
また、市庁舎建替え問題に取り組む市民のかたがたのブログやサイトの記事もご覧ください。
■安中市庁舎建設に関する特別サイト
https://usuipc.wixsite.com/annaka
■庁舎建設の方向性を考える会
https://www.facebook.com/groups/289833998763551/about
■安中市まちづくりワンワンチーム
https://www.facebook.com/annakawanwan/
■安中市庁舎建設を考える市民の会
https://www.facebook.com/groups/2308088432540835/
■かわ遊び・やま遊び雑記/「安中市庁舎問題」のブログ記事一覧
https://blog.goo.ne.jp/koizumi-masato/c/18bdb559bbad9cec5dc59fdf5b15a1de
■当日、安中市長に提出した文書は次のとおりです。
*****6/25市長への要望書*****ZIP ⇒ 20210625sapgv.zip
要 望 書
安中市長 茂木英子様
庁舎建設等特別委員会委員長 田中伸一様
令和3年6月25日
庁舎建設の方向性を考える会 嶋村楓太郎
市民アンケートの結果を踏まえた安中市庁舎建設に関する要望書
安中市役所の旧庁舎・中庁舎は、平成19年2月23日に、(財)群馬県建設技術センターより耐震診断の判定結果通知が出て、旧庁舎は、「耐震性能は非常に低く大規模な改修が必要」、中庁舎は、「耐震性能は低く補強が必要」と結論づけられております。それからはや13年の歳月が経ち、市役所を訪れる市民にも危険な状態が続いております。4月に配布され5月に集計された「庁舎整備等に関する市民アンケート」の結果に基づいて市庁舎建設の方向性を決定出来るものと拝察いたします。
そこで、是非とも市民や市職員の生命の安全を最優先にして、早急に仮設庁舎への移転に対処されるよう要望いたします。
なお、庁舎整備等に関する市民アンケート集計中間報告書の現状のまとめ方では判りにくいので、市民の意向が明確に判るよう下記および次頁にデーターを整理し直した結果を添付いたしますのでご高覧いただきますようお願い申し上げます。
【具体的要望項目】
・旧庁舎、中庁舎に在籍する部署を人命尊重のため仮設庁舎に移転する。
議会関係は松井田庁舎に、その他は、谷津庁舎、安高格技場、法務局跡など既存施設を使用する。
・現在地の用途地域指定の変更を早急に手続きする。
第1種住居地域の延床面積制限3000㎡を越える建物も可能にする。
・旧庁舎・中庁舎跡に建設する建物には西庁舎の機能も含むこと。
西庁舎は撤去して駐車スペースを拡げる。
【庁舎整備等に関する市民アンケート集計中間報告書より「問9の結果」】

建設場所の意見として見れば、耐震補強票も現在地である。現在地は、43.4%+3.9%=47.3%
※問9を無回答と無効を除外して再計算すると現在地と安高跡地の割合は明白になります。


【市民アンケート問9の結果まとめ】
建替える場所;1位 現在地(50.6%)、2位 安高跡地(43.2%)
1位、2位は、上毛新聞が書いたような拮抗では無く、1位(現在地)が過半数を獲得。
*****6/25市民団体による民間アンケート結果報告*****ZIP ⇒ 20210625apg.zip
令和3年6月25日
安中市長 茂木英子様
安中市庁舎建設を考える4団体共同
新聞折込による「安中市庁舎建設に関するアンケート」の結果報告
下記日程にて新聞折込にアンケートはがきを組み込んだチラシを配布してアンケート調査を行いました。
新聞折込日;令和3年4月25日、折り込み部数6000部(松井田地区、磯部、東横野地区)
16歳以上の安中市民を対象 期間;4月25日~5月2日 ハガキ回収日;5月6日
アンケートは集計の正確さを期すため、追跡出来るよう氏名・住所・連絡先記入の記名アンケートとしました。
(別紙添付のアンケートチラシ参照)
【設問】
○質問1:建替える庁舎の規模
①一極集中の大型庁舎(市の行使貴案9500㎡)
②老朽化した庁舎のみを建て替える。(旧庁舎、中庁舎約3600㎡)
③わからない。
○質問2:建替え場所について
①現在の場所
②安高跡地
③それ以外の場所
④わからない
○質問3:市庁舎建設費用はどこまで許容?
①20億円台
②30億円台
③40億円台
④50億円以上
【届いたアンケート葉書】
切手代負担にもかかわらず予想以上の返信をいただきました。


【市庁舎建設に関する民間アンケート集計結果】
令和3年5月12日



【安中市庁舎建設を考える4団体共同調査結果の内訳】

【アンケート調査結果まとめ】
市庁舎の規模;1位 老朽化庁舎のみ建て替える(88%)
建替える場所;1位 現在地(82%)
2位 安高跡地(7%)
建設費用; 1位 20億円台(83%)
2位 30億円台(8%)
3位 50億円以上(5%)
備考; 必要であれば、安中市全域に折り込むことも考慮します。
*****6/25マスコミ配布資料*****ZIP ⇒ 20210625ve.zip
令和3年6月25日記者会見補足説明資料
新聞社 各位
安中市庁舎に関するこれまでの経緯と論点
安中市役所本庁の庁舎は、4棟の建物で構成されています。
(入口側から新庁舎、旧庁舎、中庁舎、保健センター)

古い順に、旧庁舎、1959年竣工(築62年)、中庁舎、1969年竣工
(築52年)、保健センター、昭和61年竣工(築35年)、新庁舎、平成13年竣工(築20年)となっています。
耐震診断の結果、旧庁舎と中庁舎に問題があります。特に旧庁舎は、耐震性能は大変低く大規模な改修を必要としています。
【年月と主な経緯】
●平成19年2月23日<市長:岡田義弘>
(財)群馬県建設技術センターより耐震診断の判定結果通知が出る。
旧庁舎;「本建築物の耐震性能は非常に低く、大規模な改修が必要です。」耐震性能ランクD1 PH階はD3
中庁舎;「本建築物の耐震性能は低く、補強が必要です。」耐震性能ランクC2(1次判定D1)
●平成20年9月<市長:岡田義弘>
安中市耐震改修基本計画を策定し、学校、保育園、病院の建て替え及び耐震補強に順次着手(市庁舎は後回しになる。)
●平成27年5月22日<これ以降の市長:茂木英子>
第1回庁内事前準備組織による検討会議、以後平成29年6月28日まで8回の会議を開催
●平成29年9月26日
庁内事前準備組織より「庁舎建替に関する報告書」を市長に提出
報告書の結論(これが現在の安中市の公式案)
・庁舎建設場所について 安中高校跡地
・規模について 全ての部署を新たな庁舎に集中させるのが理想、現在の新庁舎・旧庁舎・中庁舎・保健センター・松井田支所内に所属する部署が入ることを前提とし、9,500 ㎡規模の庁舎を建設する。
・建設費 49億3530万円 (暫定金額)校舎撤去費用等は含まず。
●令和2年6月23日~令和2年10月26日
・安中市庁舎に関わる市民懇談会を開催
・メンバーは、公募市民5名、市が選定13名の計18名で5ヶ月間に5回の会議を行い提言書をまとめる。
【市民懇談会設置要綱】
第2条 懇談会は、次に掲げる事項について調査・検討し、市長に提案するものとする。
(1)庁舎に関わる基本的事項に関すること。
(2)庁舎の位置に関すること。
(3)庁舎の規模及び施設計画に関すること。
●令和2年11月24日
・市民懇談会の提言書を市長に提出。
・提言書の中身は、庁舎の位置は3カ所が並記、庁舎の規模に関することも意見の羅列に終治し方向性を決める提言書としては役に立たない。
●令和3年4月5日~令和3年4月30日
・市民懇談会で方向性を出せなかったため「安中市役所の庁舎整備等に関する市民アンケート」を実施
・満16歳以上の住民基本台帳から無作為抽出した市民4,000人を対象
●令和3年5月19日
・「安中市役所の庁舎整備等に関する市民アンケート」の結果中間報告公開
●市民アンケートと同時に広報あんなか4月1日号で募集していた市ホームページやFAXや郵送による市民の意見については、現時点では未公開。
【論点のポイント】
・市役所の現在地で老朽化した庁舎のみを建て替えれば建設費は約20億円で済む。
・安高跡地に移転して市庁舎を新設すれば建設費は50億円を超える。差額は30億円以上
・市役所に30億円も余分に費やすよりもインフラ整備や市民のために使ってもらいたい。
・一極集中型庁舎では、地域全体の持続的な発展に役立たない。
**********
■タゴ51億円事件で元職員タゴに対して、民事訴訟勝訴により22億円+遅延損害金=約61億円の債権をもつ安中市土地開発公社の連帯保証人をしている安中市ですが、この債権を行使すれば、タダで市役所庁舎建て替えが出来、予算がすべて市民サービスに充当できるのに、それをまったく実行しようとしない安中市は、いったい誰のための行政なのでしょうか。
当会は引き続き、他の市民団体とともに、市庁舎建替えに際して、最小のコストで最大の効果を発揮できるようなかたちでの計画実現に向けて、市政を監視してまいります。
【市政をひらく安中市民の会事務局からの報告】