市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬

1995年に群馬県安中市で起きた51億円詐欺横領事件に敢然と取組む市民団体と保守王国群馬県のオンブズマン組織の活動記録

【記録資料番外編】群馬高専における深刻な諸問題の2021年9月現在に至る経過まとめ

2021-09-12 01:27:00 | 群馬高専アカハラ問題

群馬高専電子情報工学科教授・雑賀洋平。同校HP・トピックスページ(https://www.gunma-ct.ac.jp/cms/topics/jga140301.htm)より

■これまで3記事に分けて、特に2014-15年にかけて苛烈を極めた群馬高専電子情報工学科大規模アカハラ事件当時の記録資料を公表掲載いたしました。

 さて、当会・市民オンブズマン群馬では、関係者による告発と対処要請を受け、アカハラ事件発生直後の2015年4月から調査追及を開始しております。以来、足掛け6年半にわたり活動を継続しておりますが、同校の抱える闇は想像を遥かに超えて根深く、抜本的な問題解決には至れておりません。

 同校では、当会が活動している間にも次々と深刻な問題が起こりました。その筆頭が寮生連続不審死事件(2件目・3件目)の発生であり、次に西尾校長による学生脅迫騒動です。更に雑賀洋平をめぐっては、西尾校長が出元の文科省に逃亡して以降も、沼津バカンス逃避行や3Jクラス正担任就任強行などの事件が続発しています。これらは、今に至るも群馬高専側が悲惨なアカハラ事件を揉み消して「無かったこと」にしようと考えている証左であり、ハラスメントやいじめを横行させ隠蔽する同校の腐敗体質が何ら変わっていないという何よりの証でもあります。

 この記事では、その後から現在に至るまで、群馬高専と雑賀洋平をめぐって何が起こったかをあらためて振り返ってみました。

【2015年】
■前年12月24日に被害教員から提出された『ハラスメントに関する申立書』(記録資料5)に引き続き、2月25日、被害学生13名が連名で『人権・被害救済の申し立て』(記録資料6)を西尾校長(当時)に提出しました。3月末、『ハラスメントに関する申立書』を提出した被害教員(講師)が退職してしまいました。西尾校長は、お茶を濁すような揉み消し対応に終始し、4月1日には電子情報工学科新4・5年保護者宛てに「説明文書」(記録資料4)を送付し、同月10日には「説明」を行いました。

 4月15日、関係者からの告発を受けた当会(市民オンブズマン群馬)が、アカハラの事実関係と学校としての見解を確認するため、初めて群馬高専に公開質問状を提出しました。ところが2日後に西尾校長が返した回答は「プライバシーのため一切回答しない」の一文でした。

○2015年4月15日:アカデミックハラスメント被害に揺れる群馬高専の学校長に対して実態把握と善処を求める公開質問状を提出
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1584.html
○2015年4月21日:アカデミックハラスメント被害に揺れる群馬高専の学校長からオンブズマンに「一切回答拒否」と返事
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1590.html
○2015年4月24日:3年前のアカハラ事件は公表したのに、なぜか今回のアカハラ被害疑惑では隠ぺいしたがる群馬高専の事情
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1593.html

■5月には、J科アカハラ事件に対する善処を求めて高専機構本部に要請を行ったものの、個別事案に口出ししない態度をうかがわせる形式的な回答が返されてきました。

○2015年5月14日:群馬高専のアカハラ問題の実態解明と再発防止策の確保を願い国立高等専門学校機構に要請
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1613.html
○2015年5月23日:群馬高専のアカハラについて、オンブズマンの要請と質問に対して国立高等専門学校機構が回答
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1624.html

■6月、アカハラ事件に関する内部文書を開示させるべく、文書開示請求書を群馬高専に提出しました。ところが、同校から翌月届いた決定は、文書の存在有無すら一切回答しない「存否応答拒否」でした。仕方がないので、内閣府の審査会に答申を求めるべく8月に異議申立を行いましたが、同校は申立書をなかなか諮問に掛けようとせず、秋も深まるまで露骨に時間稼ぎをしてきました。

○2015年6月27日:群馬高専をめぐるアカハラ問題で、市民オンブズマン群馬が情報開示請求書を同校に提出
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1651.html
○2015年7月24日:群馬高専アカハラ問題で、オンブズマンの情報開示請求に対し同校が不開示決定通知で開示拒否
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1673.html
○2015年8月31日:アカハラ問題に関わる情報開示請求に対しオンブズマンに不開示決定通知をよこした群馬高専に異議申立
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1707.html
○2015年10月9日:アカハラ問題に関わる情報不開示に対するオンブズマンの異議申立てを群馬高専が1か月以上も店晒し
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1752.html
○2015年11月14日:アカハラ問題の情報不開示に係る異議申立てで内閣府から送られてきた群馬高専の理由説明書の内容
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1798.html
○2015年12月2日:アカハラ問題の情報不開示に係る異議申立てで内閣府審査会に意見書と資料を提出
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1818.html

■そしてこの裏では、2件目の寮生不審死事件が発生していました。電子情報工学科所属の4年寮生が、テスト期間中の6月に寮から出た後行方が分からなくなり、2か月後の同8月に利根川で水死体になって発見されたのです。

【当会注:この2015年夏の寮生不審死事件発生を受け、当時、新聞記者から同校学生などに取材が掛けられていたようだが、この時点では報道に至らなかったようす。なお、そうした機会を借りてか、雑賀洋平によるアカハラ事件についても新聞社に持ち込まれたようだが、地元の上毛新聞は、「雑賀洋平のアカハラ事件については取り扱わない」と上層部が決定してしまったという話である。ニュースバリュー不足と捉えたのか、群馬高専に抗議されるリスクを恐れたのかは不明】


【2016年】
■1月、3件目の寮生不審死事件が発生してしまいました。電子情報工学科所属の4年寮生が、授業間の休憩時間に学校を抜け出して行方不明になり、2日後に高崎市の山中で首を吊って自殺した状態で見つかったのです。

この惨事に関する説明会が開催されるという情報を掴んだ当会では、会員らが2月に説明会出席を試みました。一度は会場に入れましたが、血相を変えた西尾校長が直々に飛び出てきて、排除されてしまいました。

○2016年2月7日:痛ましい事件の再発にもかかわらず相変わらず隠ぺい体質の群馬高専に問われる学生への手厚い精神的ケア
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1887.html

■一方で、アカハラ情報の存否応答拒否に関する異議申立については、3月になってようやく「存否を明らかにして決定をすべきである」と情報公開・個人情報保護審査会が答申しました。これでやっと隠蔽措置が取り消されるかと思いきや、西尾校長ひきいる群馬高専は、文書の件数だけ明らかにして再び全文書を不開示としてきました。

○2016年3月5日:群馬高専アカハラ問題でオンブズマンへの情報不開示処分について内閣府審査会が群馬高専に対して答申!
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1914.html
○2016年4月30日:アカハラをしぶしぶ認めたものの具体的な文書はあくまで不開示とする群馬高専の隠ぺい体質
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1979.html

 3月末になって、依然として雑賀洋平によるアカハラ被害を集中的に受けていた教員(助教)が退職してしまいました。一方で雑賀洋平は、2年間の任期を終えて学科長を外れました。西尾校長は、異常事態にも関わらず雑賀洋平を学科長から外そうとすらせず、任期を全うさせたことになります。

■このころ、2014年1月にも、物質工学科所属の4年生が群馬高専南寮の自室で首を吊って自殺していた事実が判明しました。群馬高専において、2年間で3人もの寮生が不審な自殺を遂げていたという尋常ならざる事態が発覚したことから、当会ではこの「寮生連続不審死事件」についても取り上げることにしました。

 その活動の成果あってか、6月、地元の上毛新聞がこの連続自殺事件について取り上げました。当会では、これに連動して、寮生連続不審死事件についても群馬高専に開示請求を提出しました。

○2016年6月17日:アカハラから寮生連続怪死事件に及んだ群馬高専の闇に光を照らすべくオンブズマンが新たに情報開示請求
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2031.html
○2016年6月18日:寮生連続怪死事件・・・新聞報道されたオンブズマンの情報開示請求に対して注目される群馬高専の対応
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2032.html

 また同校関係者らによる告発で、群馬高専やその寮では悪質ないじめが横行していること、担任や主事がいじめを隠蔽したり不適切な対応を取っているといった実態があることも浮き彫りになりました。

■特に大きな動きがあったのは、2016年8月7日です。当会では、群馬高専J科アカハラ事件と寮生連続不審死事件についての学校の見解を質すべく、第3回公開質問状を作成し、西尾校長に直接面会して同校に提出することにしていました。そのため、アポイントメントを取り、マスコミや後援会会長にも協力を要請していました。さらに、アカハラ・寮生連続不審死事件に関して不満を持つ内部学生らも当会の活動に強い関心を示してくださり、学内やSNS上で広く呼びかけを行ってくださいました。

 ところが西尾校長は、訪問日の前日になって、当会とマスコミに対して校長不在と面談中止を一方的に言い渡してきたのです。とはいえ西尾校長が不在というだけで、当会としては校長不在でも校長に準ずる責任者を用意するようあらかじめ要請してあったので、予定通り7月8日に群馬高専を訪問しました。

 このとき、大変なことが起きました。西尾校長が、「オンブズマンに協力した場合、進学と就職を台無しにする」という趣旨の脅迫文書を全クラスに掲示したのです。さらに、より強い内容の脅迫文書が寮にも貼られました。折からインターネット上で本事件に関する関心が高まっていた中で、この掲示は完全に火に油を注ぐ格好となり、群馬高専はいわゆる「大炎上」を起こすことになりました。そして、報道もされました。


2016年7月8日、校長名義で全クラスに掲示された学生向け脅迫文書


2016年7月8日、校長名義で学生寮に掲示された寮生向け脅迫文書

『群馬高専の寮生が2年間で3人死亡…学校長の対応に疑問の声【寮生連続不審死事件】』(日刊SPA(北村篤裕記者)、2016年7月11日)
https://nikkan-spa.jp/1153610

 肝心の群馬高専訪問については、こうして学生らの不満と関心が高まっていたこともあり、学生ロビーでは100人近い学生に出迎えられました。そして、学生の方々から直接、口々に温かい声援と拍手をいただくことができました。そして応対してきた総務課長と課長補佐に第3回公開質問状を手交しました。

○2016年7月8日:【速報】アカハラと寮生連続死亡事件に揺れる群馬高専に3度目の公開質問状を提出
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2061.html

○当会の群馬高専訪問時に学生有志が撮影した動画
https://twitcasting.tv/goodbyenitgc/movie/286198159
(群馬高専実況用垢@goodbyenitgc「7月8日オンブズマン来訪」)

 こうして、同校関係者有志らと当会の奮闘の結果として、群馬高専で連発するあまりに酷い事件の数々と、西尾校長ひきいる学校側の悪質な対応がいくらか世に広まりました。西尾校長による学生脅迫騒動直後、群馬高専には抗議の電話が殺到したといいます。また、教員有志からも、緊急で説明のための教員会議を開くよう校長に要請がなされました。

 ところが西尾校長は、この針のムシロのような状況にも頑なに情報隠蔽を貫きました。緊急教員会議の開催要請を拒否したうえで、当会の第3回公開質問状に対しても、「プライバシー」を理由に一切の回答を拒否する内容のFAXを一方的に寄こしてきました。

○2016年7月14日:【速報】アカハラと寮生死亡に揺れる群馬高専から先ほど届いた問答無用の回答FAX
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2071.html
○2016年7月17日:アカハラと寮生死亡に揺れる群馬高専・・・7月15日(金)に行われた同校との2回目の協議の模様
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2075.html

■一方で8月初頭、寮生連続不審死事件についての文書開示がなされました。マスコミ報道がなされ、ご遺族も同意したことで流石に観念したのか、それなりの情報を開示するものでした。しかし、文書開示の際も西尾校長は立ち合おうとせず、学校側は「一切理由不明」という認識を強調して、まったく責任意識のカケラも感じられない対応を披露してきました。

○2016年8月5日:アカハラと寮生死亡に揺れる群馬高専・・・寮生連続不審死関連でオンブズに8.2開示された文書(その1)
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2096.html
○2016年8月5日:アカハラと寮生死亡に揺れる群馬高専・・・寮生連続不審死関連でオンブズに8.2開示された文書(その2)
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2097.html

【当会注:なお天下り西尾校長は、自殺学生遺族に対して狡猾な引き込み工作をしつこく繰り出し、疲弊させにかかってきた。当会や関係者有志は一切相手にせず、精神的に弱っているご遺族だけ積極的に相手をして、真摯なフリをしつつ「原因は一切不明」と言い張り、露骨に懐柔と篭絡を試みてきたのである。その執拗さは、ご遺族の家に何度かいきなり訪問をかけてきたほど。遺族に騒がれたり裁判を起こされると面倒なので、年度区切りに文科省本省へ逃げ込むまで、何とか真摯なフリで遺族の矛を収めさせる目論見があったものと推察される】

■当会では、審査会による答申を経てなお、群馬高専がアカハラ関連文書を一切不開示とし続けていた問題についても対処することにしました。そこで10月、全面不開示処分の取り消しを求めて東京地裁に提訴しました。

○2016年10月26日:アカハラと寮生死亡事件に揺れる群馬高専・・・アカハラ情報不開示に対してオンブズマンが東京地裁に提訴
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2156.html


【2017年】
■冬が終わりに近づくと、それまで問題なく公表され続けていた教職員の人事情報を、西尾校長の口頭命令で前年10月に突然非公開にしていた問題が発覚しました。ハラスメントによる教員退職の実態を隠蔽する狙いは明らかです。そこで3月中旬、当会担当者が群馬高専を訪問しました。その日の西尾校長は、オンブズマン対応を村田係長に押し付けた櫻井総務課長と2人きりで校長室に籠り、何やらコソコソ密談をしていました。校長室から2人が出てきたところを見計らってインタビューを掛けましたが、西尾校長は無視して足早に廊下を進み、総務課の北側ドアの中に姿を消していってしまいました。それが、当会関係者が最後に見た西尾典眞の姿になりました。

○2017年3月17日:アカハラと寮生死亡事件に揺れる群馬高専・・・校内発行刊行物「校報」人事関係情報も外部に隠す体質浮彫り
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2264.html

 そして群馬高専を散々にズタボロにした西尾典眞は、年度末に突如として校長の職を辞し、天下り元の文部科学省に帰っていきました。そして4月明け、後任として、長岡高専教員出身の山崎誠校長が就任しました。

○2017年4月4日:【緊急速報】群馬高専の西尾校長がアカハラ事件の責任を取らずに3月末で去り、山崎誠・新校長着任!
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2280.html
○2017年4月5日:アカハラと寮生死亡事件に揺れる群馬高専・・・新年度入学式と校長交替によせて
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2281.html

 一方、華々しく就任した山崎現校長の陰で、猿田智男事務部長が就任していました。猿田氏が高専機構の目付け役として送り込まれていたことは後に判明しました。猿田事務部長は、定年で去るまでの2年間、オンブズマン対策と隠蔽対応で八面六臂の活躍を示すことになります。

○2018年4月1日:【群馬高専アカハラ・不審死問題】隣県長野からの情報①…高専機構からの目付け役?猿田事務部長の正体
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2602.html

 また、このころ並行して、渦中のアカハラ犯・雑賀洋平が年度明けから「休職」しているという情報が寄せられてきました。ようやく凶悪アカハラ犯が教育現場から引き離されたかと思ったのも束の間、夏季休業前の7月頃には何事もなかったかのように復帰してきたようです。この、2017年度初めの3か月程度にわたった雑賀洋平の「休職」の理由や目的については、未だに謎のままです。

■さて、西尾逃亡により突如として実現した校長交代劇ですが、山崎新校長が群馬高専の閉塞感を吹き飛ばしてくれるのではないか、と当会では当初望みを抱いていました。そこには、山崎新校長が前職の長岡高専にて「教育改革」を担当していた高専教員プロパーであるという背景もありました。

 しかし、西尾典眞という卑劣漢と腐敗を極める高専機構・文科省がそんなに甘い訳もなく、すぐに山崎誠という男が高専機構・文科省の息をふんだんに浴びて教育者としての矜持を捨て去っていたことをまもなく痛感することになります。

 当会では、着任したての山崎新校長に対し、群馬高専で渦巻く各種問題に関して面談実施を申し入れました。山崎校長はこれを了承し、2017年6月6日に当会代表・事務局長との会合が実現しました。ところが、会合において山崎校長が示してきたのは、相変わらずハラスメントやいじめの存在を認めようともしない姿勢であり、情報公開や体質改善に応じようともしない態度であり、西尾前校長の隠蔽路線を踏襲する見解でした。期待は瞬く間に失望へと変わりました。

○2017年5月12日:アカハラと寮生死亡事件に揺れる群馬高専・・・オンブズマンが山崎新校長に面談要請の書面をFAXで提出
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2308.html
○2017年6月15日:【詳報】群馬高専のアカハラ等問題について4月に着任の新校長ら幹部とオンブズマンの会合の一部始終
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2344.html
○2017年6月28日:アカハラと寮生死亡事件に揺れる群馬高専・・・6月6日の新校長ら幹部からの説明内容にかかる検証結果
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2349.html

 その後、山崎校長ひきいる新体制の群馬高専は、当会の様々な情報開示請求に対して執拗に過剰な不開示措置を返してきました。条件反射的に情報隠蔽を試みてくるサマは、もはや西尾時代よりも悪化しているのではないかと感じるほどでした。

 更に、東京地裁で1年以上にわたる激闘が繰り広げられていたアカハラ情報不開示処分取消訴訟では、11月にようやく当会の一部勝訴判決が下されました。ところが山崎校長ひきいる群馬高専は、敗訴部分を一切不服として、多額の血税予算を追加投入して控訴してきたのです。

○2017年11月24日:【速報】アカハラと寮生死亡事件に揺れる群馬高専…アカハラ情報不開示訴訟で東京地裁が原告一部勝訴判決!
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2476.html
○2017年12月12日:【速報】アカハラと寮生死亡事件に揺れる群馬高専…アカハラ情報不開示訴訟で被告機構=群馬高専が控訴!!
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2497.html

■一方で、その後の追跡調査により、出元の文科省に逃げ帰った西尾典眞が閑職にあることがわかりました。

○2017年10月22日:アカハラと寮生死亡事件に揺れる群馬高専…アカハラ事件の責任を取らず逃亡した西尾前校長と文科省の事情
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2448.html

 閑職としてふるさと文科省に出戻った西尾典眞前校長と、執拗で異常な情報隠蔽を続ける山崎誠新校長の邪悪な狙いと思惑は、年明け後に判明することになります。


【2018年】
■年が明けた2月、当会担当者が国会図書館まで赴いて高専の幹部名鑑を閲覧したところ、驚愕の事実が発覚しました。西尾典眞は前年の8月に還暦を迎えており、2018年3月末の定年退職まで秒読みの段階にあったのです。

 つまり西尾典眞の作戦は、追及に晒され続ける群馬高専を脱出し、そして「おバカなノンキャリ組の犬」に後処理を押し付けて心血を注いだ決死の時間稼ぎをさせ、万が一にも火の粉が飛ばないうちに文科省も定年退職してしまい、退職金を満額獲得して一切の責任から逃れてしまおうということだったのです。

○2018年2月20日:アカハラと寮生死亡事件に揺れる群馬高専…国立国会図書館での職員名鑑閲覧で見えてきた西尾前校長の作戦
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2566.html

 こうして西尾典眞と山崎誠の狙いがようやく判明しましたが、時すでに遅く、この卑劣極まる作戦を阻止できないまま年度替わりを迎えてしまいました。そして、散々に事態をエスカレートさせて群馬高専を混乱に陥れた巨悪である西尾典眞は、満額の退職金を抱えて野に姿を消してしまいました。以降、西尾の行方は杳として知れません。

○2018年5月10日:群馬高専アカハラ・寮生連続死問題を追う…西尾典眞前校長の文科省からの定年退職を確認!今振返るその足跡
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2633.html
【当会注:上記記事においても、2018年5月時点までの事態経緯をまとめて説明している】

■一方で、評判そっちのけの悪質な学校運営をしていたツケは大きく、2018年の入試では志願者数が過去最低レベルにまで落ち込みました。定員割れを起こした学科も複数あったようです。この破滅的な事態を受けて、さすがの群馬高専も体質改善と信頼回復に努めるだろうと思いきや、同校の舵を握る山崎校長が選んだのは極めて短絡的な手段でした。なんと、本質的な問題から頑なに目を逸らしたまま、高々2か月程度のやっつけ仕事で入試制度の方を大甘に改悪し、書類上の数字だけ回復させるというインチキをしでかしたのです。

 この入試制度改悪の裏には、かつて雑賀洋平によるアカハラを傍観していた電子情報工学科教授であり、教務担当の副校長として実績作りを狙う鶴見智の影がありました。事態鎮圧を目論む山崎校長のバックアップのもと、この「鶴見入試改悪」は、校内でロクな周知・議論もされないまま既成事実にされてしまいました。そして鶴見智は、この「実績」を手に、翌年にはウキウキで群馬高専を棄てて高専機構本部へと栄転していきました。

○2018年2月3日:【速報】群馬高専の一般学力試験出願者数が確定!
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2555.html
○2019年2月4日:平成最後の入試で念願の志願者数回復?…実は何でもありの入試ルール変更でゴマ化した群馬高専のガタガタ内情
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2878.html
○2019年7月10日:【群馬高専】開示文書から読み解く入試大改変の経緯…その裏に副校長の実績作りがアリアリ!
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2976.html

■一方、山崎誠ひきいる群馬高専側が「当会がブログに裁判経過を掲載しているから」などという意味不明な主理由で控訴していたアカハラ情報不開示処分取消訴訟は、4月下旬になってようやく東京高裁の判決が下りました。第二審の判決も、第一審とほぼ同様に部分開示を命じるものであり、群馬高専側もさすがに上告はせず判決確定しました。

○2018年4月25日:群馬高専アカハラ・寮生連続死問題を追う…アカハラ不開示控訴審で東京高裁が言い渡したほぼ原審どおりの判決
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2622.html
○2018年5月14日:群馬高専アカハラ・寮生連続死問題を追う…アカハラ不開示控訴審で東京高裁が4月25日に言い渡した判決が確定!
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2639.html

 本来3年以上前に受け取れていたはずのアカハラ関連文書を、西尾典眞と山崎誠による執拗で意味不明な隠蔽・時間稼ぎ対応のせいで受け取れないまま、膨大な時間と労力を無駄にさせられたわけです。したがって、群馬高専と高専機構に対し、この事態を招いた理由の説明と謝罪、そして再発防止の約束を求めたところ、真っ向から拒否・黙殺してきました。そして、これで万事終結とばかりに、黒塗りまみれのアカハラ関連文書がいきなり郵送で送り付けられてきました。

○2018年5月25日:群馬高専アカハラ・寮生連続死問題を追う…確定した高裁判決を踏まえアカハラ関連文書開示に向け折衝を開始
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2647.html
○2018年5月28日:群馬高専アカハラ・寮生連続死問題を追う…高裁判決確定でもアカハラ情報開示に腰の重い機構に内容証明発出!
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2652.html
○2018年6月8日:群馬高専アカハラ・寮生連続死問題を追う…3年間に及ぶ攻防の末にアカハラ関連文書が突如郵送開示される
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2663.html

■曲がりなりにも雑賀洋平によるアカハラ事件に関する文書が開示されたことを受け、当会ではあらためて群馬県庁県庁記者クラブに加盟している報道機関各社に取材・報道を要請しましたが、一切黙殺されてしまいました。

○2018年6月28日:群馬高専アカハラ・寮生連続死問題を追う…これまでの状況をまとめ県庁記者クラブに取材・報道を要請
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2680.html

 あわせて、群馬高専後援会あてにもJ科アカハラ事件への見解を問う公開質問状を二回にわたり提出しましたが、返されてきた「回答」は、人の親とは到底思えないほど無責任な代物であり、学校側のアカハラ隠蔽路線を事実上全面サポートするものでした。その背景には、群馬高専がウリとする進学・就職のために、倫理観を捨てて我が身可愛さの保身に走る後援会幹部たちの意向がありました。まさに、我が子の栄養として他の子供たちを食い物にしていた「鬼子母神」の伝説を彷彿とさせます。

○2018年7月2日:群馬高専アカハラ・寮生連続死問題を追う…群馬高専後援会あてにアカハラ事件の見解を問う公開質問状を発出
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2682.html
○2018年7月24日:群馬高専アカハラ・寮生連続死問題を追う…群馬高専後援会からアカハラ事件見解に関する回答が到来
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2706.html
○2018年8月12日:群馬高専アカハラ・寮生連続死問題を追う…無責任な対応を続ける群馬高専後援会に再質問状を送達
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2723.html
○2018年10月14日:群馬高専アカハラ・寮生連続死問題を追う…当会の再質問状に驚愕の無責任回答をよこした群馬高専後援会の実情
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2778.html

 さらに、後になって判明したところでは、後援会と学校がグルになっており、この後援会からの「回答」自体が、猿田智男事務部長の執筆した作文であった事実も発覚しました。残念ながら群馬高専は、保護者ぐるみで腐り切っていたということになります。その意味で、当時のアカハラ被害者達が「どこに行っても無駄であった」というのが、真実の一端だったということになります。


【2019年】
■2019年度に入り、また新たな騒動が勃発しました。依然として群馬高専に居座っていた雑賀洋平が、突如として静岡県の沼津高専に「人事交流」で異動逃亡したのです。調べると、雑賀洋平と藤本晶・沼津高専校長が和歌山高専時代の同僚であり、私的な縁故で便宜を図った背景があることが判明しました。

 調査を進めたところ、沼津高専内部関係者からの告発により、藤本校長が関係各学科長を大声で怒鳴り付けて恫喝してまで雑賀洋平を自校に受け入れさせようとしていた事実も発覚しました。さらに各高専と高専機構の内部文書を開示させて精査したところ、2018年夏から、山崎校長と藤本校長が綿密に連絡を重ねつつ、雑賀洋平の沼津逃亡計画を水面下で進めていた事実も明るみに出ました。

○2019年4月11日:【群馬高専】アカハラ主犯の雑賀教授が沼津高専に「人事交流」異動
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2929.html
○2019年7月18日:【群馬高専】アカハラ犯雑賀氏の沼津逃亡はコネの賜物?…アカハラ隠蔽協力・血税濫費・学校私物化を糺す公開質問状!↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2985.html
○2019年7月25日:【緊急報告】沼津高専によるアカハラ犯雑賀氏受入れの内幕が明らかに…同校に響き渡った藤本校長の怒声!
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2988.html
○2019年8月5日:沼津高専からも公開質問状への回答到来…「雑賀専用シェルター」の本領発揮!
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2998.html
○2019年10月3日:群馬高専アカハラ犯雑賀教授の沼津逃亡経緯情報を開示請求!高専機構本部にて受領した文書の中身は…
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3041.html

 藤本晶校長の圧力で実現した沼津への「人事交流」ですが、実態として「沼津バカンス」と言ってよいものでした。2019年前期は専攻科の選択科目を一科目だけ受け持ち、後期は一切の科目を受け持っていないという惨状でした。さらに、当会調査員が沼津高専に赴いて確認したところ、割り当てられている雑賀教員室はモヌケの殻でした。教員としても研究者としても勤務実態が一切不明の雑賀洋平に対して、広域異動手当付きの年一千万円近い高給が支払われてしまったのです。

 一方で、雑賀洋平の抜けた群馬高専に当会調査員が赴いてみると、電子情報工学科棟には、雑賀洋平を護るためのDIY監視カメラが取り付けられていました。そこで、11月中旬の学校見学会に当会担当者が出席し、演壇に立つ山崎校長に対して、あらためてアカハラ等問題や情報公開に関する姿勢を面と向かって確認しました。山崎校長は「安全安心の確保には最大の努力を払う」と明言しました。

○2019年11月8日:19秋・潜入調査記in沼津高専…アカハラ犯・雑賀洋平の「今」とその狙いを探る(1)
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3069.html
○2019年11月8日:19秋・潜入調査記in群馬高専…アカハラ犯・雑賀洋平の「今」とその狙いを探る(2)
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3070.html
○2019年11月18日:19秋・潜入調査記第3弾…学校見学会でオンブズマンの見た群馬高専の「今」
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3074.html
○2019年12月27日:プロパー高専校長が群馬に大集合!ベールに包まれた「ラシーネの密談」とは…〈付録:「潜入記」追記〉
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3096.html

 この学校見学会で、当会担当者が山崎校長への質疑応答を終え、参加者らが三々五々学校見学に移りはじめた時、参加していた中学生保護者の方から感謝と労いの声を掛けていただきました。その方は同時に学校への不安を口にされました。群馬高専としては事件を風化させたつもりなのかもしれませんが、やはり変わらず色濃く事件の傷跡が残っていることを実感した瞬間でした。


【2020年】
■2020年春の年度替わりも近づいたころ、風雲急を告げる異常事態が発覚しました。なんと雑賀洋平が、1年間の沼津バカンスを終えて群馬に凱旋帰還すると同時に、復帰にあわせて電子情報工学科3年クラス(3J)の正担任を受け持つ予定であることが判明したのです。

 甚大な被害を出したアカハラ事件の清算も一切済まないまま、危険人物を学生たちと密に関わりその人生を左右する学級担任という職に就けるとは、何を考えているのでしょう。この事態に、当会では緊急で抗議を行いましたが、力及ばず、コロナ禍による混乱のドサクサ紛れに学級担任就任を強行されてしまいました。

○2020年3月4日:【仰天速報】反省なき凶悪アカハラ犯・雑賀洋平が群馬高専に堂々凱旋+J科3年クラス正担任着任か!?
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3127.html
○2020年4月2日:【速報】群馬高専アカハラ犯の雑賀洋平がJ科3年クラス正担任着任確定!
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3142.html

 その後、雑賀洋平の3J正担任就任強行問題の内幕について調査を進めたところ、なんと前年10月時点で、大墳学科長が雑賀洋平を学級正担任に「推薦」していたという驚愕の事実が発覚しました。すなわち、学科ぐるみで平然とアカハラ事件を「無かったこと」にし、反省の色もない危険人物に太鼓判を押して青少年らの人生を握らせたわけです。電子情報工学科が丸ごと腐り果てている現状をあらためて痛感しました。

○2020年9月16日:アカハラ犯雑賀を学科長が担任に“推薦”!?奇々怪々な群馬高専に質問状提出!そして今暴かれる不都合な真実!
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3204.html
○2020年10月1日:【群馬高専】アカハラ犯雑賀の担任就任強行や杜撰コロナ対応への薄ペラ回答にみる相変わらずの腐敗体質
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3215.html

 あわせて、山崎校長が前年11月の学校見学会で明言した「安全安心の確保には最大の努力を払う」という言葉も、やはり空虚な大嘘だったということもわかりました。この時点で山崎校長はアカハラ犯雑賀の正担任就任予定を知っていたにも関わらず、中学生保護者たちの前で堂々と意図して嘘を付いたわけですから、もはや山崎誠の言葉は一片も信用するに値しません。それとも、何のケジメも付けていない凶悪アカハラ犯を学級担任に就けることが、「安全安心の学習環境」だとでも言いたいのでしょうか。まさに倫理観のカケラもありません。

■そして、新型コロナ禍への群馬高専の対応も杜撰極まりないものでした。2020年春には、入学式をめぐる「昼令暮改」など、あまりに杜撰な対応の数々が繰り広げられました。「コロナはただの風邪」と言い張る最高幹部の存在が裏にあったという話もあります。結果として、学生や保護者らは散々に振り回される形になり、当会にも不満と不安の声が寄せられ続ける事態になりました。

○2020年4月13日:群馬高専の杜撰なコロナ対応にみる腐敗体質のツケ…「学生ファースト」になれぬなら教育機関を名乗るな!
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3150.html
○2021年3月20日:【群馬高専】チグハグ新型コロナ対応に内部関係者から不安の声続く…当会の問合せもヌカに釘
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3285.html


【2021年】
■2021年度明けを迎え、雑賀洋平が電子情報工学科新4年クラスの”副”担任に就任したことが判明しました。当会の抗議のほか、担任される側の学生や保護者からも悲鳴に近い苦情が裏で相次いだのか、お茶を濁すように正担任から格下げしたものでした。しかしそれでもなお、群馬高専側は雑賀洋平を特定学級の「担任」に就けることに異様に執着しています。

○2021年4月10日:2021年度明けを迎えた群馬高専…アカハラ犯の雑賀洋平が4J”副”担任へ!
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3299.html

 雑賀洋平を強引にでも「担任」に就けることで、雑賀洋平が「問題なく」学生教育に携われることをアピールし、アカハラの風化、ひいてはアカハラ事件の不存在を既成事実にしてしまいたいという群馬高専側の目論見は明らかです。


■さて、こうして、2021年9月現在に至ります。

 このように、数年来にわたる当会の長い活動と働きかけにも関わらず、雑賀洋平による電子情報工学科アカハラ事件は未だに実効的解決の兆しがありません。解決を阻み続けているのは、学科ぐるみ・学校ぐるみ・高専機構ぐるみ・文科省ぐるみ・保護者ぐるみの五重苦体制でアカハラの隠蔽と保護に邁進し続けている同校の徹底的な底なし腐敗体質です。

 残念ながら、群馬高専を揺るがしたアカハラ事件から6年以上が経過してもなお、同校の腐敗体質は改善どころか悪化の一途を辿るばかりであると断じざるをえません。学校側が事態解決・体質改善に動いたことはたったの一度もなく、一貫してハラスメント・いじめが横行する実態の隠蔽と事件の風化に努めているからです。これでは、ただ5年ないし7年通ったのと引き換えにして進学・就職を得るだけの装置であり、到底『教育機関』と呼べる代物ではありません。

 群馬高専に関わろうとする青少年や保護者は、事件の風化に惑わされることなく、また学校側の「安心安全」という軽薄なウソに騙されることなく、そして学校側が人参としてブラ下げる進学や就職に釣られることなく、学校の本質を見抜いていく必要があります。

 群馬高専の関係者の皆様、そしてわが群馬県や近隣県の受験生、およびその保護者の皆様におかれましては、群馬高専の闇の一面はいまだに改善が図られてはいないこと、「自分は関係ないや」と考えていても、いつでもアカハラやいじめの毒牙にかけられてもおかしくはないこと、そして、被害に遭ったら最後、救済してくれる存在や手段は一切ないということについて、しっかりとご理解いただきたいということをお伝えし、当会としての警鐘とさせていただきます。

■群馬高専が本当に後腐れなく禊を済ませて健全な教育機関へと生まれ変わり、そして高専のシステムの歪みが二度と厄災をもたらすことが無くなるその日まで、当会は歩みを止めることなく活動を続けてまいります。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】

*****<関連記事間リンク>*****
○2021年9月11日:雑賀洋平による群馬高専J科アカハラ事件の記録①…ログ・タイムテーブル・当時の概況・西尾校長の説明
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3361.html

○2021年9月11日:雑賀洋平による群馬高専J科アカハラ事件の記録②…被害教員による『ハラスメントに関する申立書』
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3362.html

○2021年9月11日:雑賀洋平による群馬高専J科アカハラ事件の記録③…被害学生らによる『人権・被害救済の申し立て』
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3363.html

○2021年9月12日:【記録資料番外編】群馬高専における深刻な諸問題の2021年9月現在に至る経過まとめ
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3364.html
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2 コメント

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Unknown (ひらく会情報部)
2021-10-30 00:14:16
>>「高専花子」さんへ
 コメントをお寄せくださりありがとうございます。
 各国立高専は、いわゆる小泉改革以後、独法高専機構が設置運営するものとなっており、法的にはいわば高専機構の「支部」扱いであると認識しております。
 また、当会が高専組織を相手取った裁判のメインマターにしてきているのは、高専組織による不当な内部文書不開示処分ですが、これら不開示決定はあくまでも「高専機構」名義でなされています。
 したがって、残念ながら、各高専を個別に訴えるということは難しく、高専機構を相手取って裁判を起こすよりほかありません。

 また、これは我が国の現行法制の大原則ですが、公務の過ちについて公務員個人を訴えるということは基本的にできません。
 これは、独立行政法人の職員である高専校長も同様、ということになります。

 文科省の下に高専機構を置き、高専機構の下に各高専を置き、そして各高専に天下り校長とゴマすり政治屋プロパー校長を置いていくという多重的な高専機構のシステムは、実に巧妙に悪が守られる構造となっていることを毎度痛感させられています。

 以上、貴殿にはご賢察賜りたくよろしくお願い申し上げます。

  市民オンブズマン群馬事務局より
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Unknown (高専花子)
2021-10-28 07:43:25
高専機構を相手に訴訟するから敗訴するのではないでしょうか。機構本部は自分たちが傷つくことだけが嫌なので各校がどうなってもいいのです。
校長あるいはその高専、を相手どって訴訟すれば本部は「悪いのはその校長だけ。高専機構が悪いのではない」とたぶん協力しません。これなら勝てるかも。
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