NHKラジオ日曜の早朝、「あのころのフォークが聴きたい」という番組コーナーがある。
進行役のなぎら健壱が取り上げたかどうか・・、斉藤哲夫のお話です。
初めて斉藤哲夫というフォークシンガーを知ったのは、大学4年の1975年だと思う。
同じ下宿の同級生ムラセが、彼の曲をギター弾きながら歌っていた。
大学近くのライブ喫茶「セロ弾きの小屋」に、斉藤哲夫が出演することもあった。
「悩み多き者よ」は、デビューアルバム「君は英雄なんかじゃない」に収録されている。
感銘を受けたのは、94年?NHKBS「フォーク大集合」に、彼が出演した時です。
坂崎さん小室さんと一緒に歌った場面、覚えている方、いらっしゃいますよね。
曲の終盤に入って、彼の様子が・・、必死に涙をこらえているのがわかった。
♪♪ 全てのことが あらゆる(ものが)・・ 最後の三文字が歌えず、エンディング。
是非、彼を聴いてみてください。
彼を論評するなんぞ、ボクには出来ません。ただ、間違いなく彼は「いいひと」です。
フォークの語り部、なぎら健壱氏の著書「日本フォーク私的大全」。
彼が取り上げた16人のアーティストに、もちろん、「斉藤哲夫」も入っています。