国道118号を南下。浅川町に入ると、「城山公園」という手作りの案内板をみつけた。
案内に導かれ、舗装された山道を数分、標高400mほどの山頂に小さな公園があった。
戦国時代、この地を支配していた浅川氏の居城跡とある。
満開の桜越し、眼下に広がる眺望が素晴らしい。
「何処から来たの?」と、話しかけてきたお爺さんが教えてくれた。
浅川町は昔から「花火の町」。この城山から打ち上げる花火は「そりゃあ、大したもんだ!」
浅川町から棚倉町へ。棚倉町は、城下町の名残りを残す街並みに品がある。
バイパスを通ることが多く、歴史を感じる街並みに触れる機会が少なくなった。
バイパスと旧道との交差点近く、久慈川の傍にある荘厳な社叢が目を引きます。
鳥居の石碑には、「国幣中社都都古別神社」とあります。
前の四文字「国幣中社」は神社の格を意味し、後の四文字「都都古別(ツツコワケ)」が名称。
初めての町を通り過ぎる時、「ここで暮らしたい。」と思わせるところがある。
どうしてそう思うのでしょうねえ。この辺りもそうです。
JR水郡線の沿線を、ゆっくり旅したいなあ。いつか、きっと。