午前8時過ぎ、冷たい雨の中、傘をさして、歩いてます。
冬を目前にしたこの時季、傘がさせる分だけ、穏やかな雨だ。
ここは、旧町名「高町」。この小路は、酒井藩14万石の城下絵図でも確認できる。
この辺りには、「六軒小路」「ばら小路」といった、当時からの小路が現存します。
車が必需品のこの地では、道幅に不便を感ずる人が多く、「売地」の看板が目立つ。
静かでいいと思うけど。そんなに不便ですかねえ・・。
城下町の道は、敵を待伏せできるよう、意図的に、死角を造ると聞きます。
「あの板塀の影に、そこの生垣の先に、曲者がおるやもしれん。注意召され!」
狭くて死角のある小路は、当時そのままの風情を残しています。