「あなたが遅くまで飲んでくるんだったら、私は好きな花を買わせてもらいます。」
ボクも奥サンも、もっと若かった頃、ボクが痛飲するたびに、一鉢、増えた。
仕事帰りの「ひとり酒」は、ここ何年していないのに、下駄箱の上にシクラメン。
鉢の袋には、奥サンの姪っ子が通っている「庄内農業高等学校」の文字があった。
授業で育てた鉢植えを、生徒たちが戸別訪問して、販売している。ちなみに、これ千円。
♪♪ 真綿色したシクラメンほど・・♪♪ と、同じ色ではないか。
歌が流行ったのは、1975年、ボクが大学4年生の頃。
布施明の左手を見て、「フン、3カポのEmかよ。」なんて、ホザいていた。
シクラメンを見たこともない、このボクが。