単気筒ライダー(だった男)のひとりごと

愛犬チビ と CB400SSライダーだった前期高齢者の日々

古新聞紙を詰めた思い出

2021-01-12 | 暮らし・ジョギング

 

「おめだずは、なんにも知らねーなあ・・・」とでも言いたげだった。

大学二年の春の大会は福島市。宿舎は福島駅に近い、昔からの商人宿風の旅館だった。

準決勝の朝、ボク等フォワードの部屋に、オヤジがふらっと顔を出した時のこと。

前日の試合で濡れたままのスパイクを見て、諭すように教えてくれた。

 


 

いつの頃からか、濡れた靴に新聞紙を詰めるたび、その時のオヤジが浮かぶようになった。

今日も新聞紙を丸めていたら、福島の旅館のあの部屋の情景が、ふーっと浮かんできた。