道の正面に鳥海山を見ながら、獣医さんを目指して走行中。
一昨日は午前9時頃と午後7時頃、そして昨日も午後7時頃、チビが発作を起こした。
急にドタッっと倒れ、もがくような動きをしながら、口からは粘度の高い泡を吹いた。
発作は一分間ほどで治まり、二三分間安静にしていると、ケロッとしたチビに戻る。
「脳機能の老化に起因する、特に高齢犬には時々見ることのある症状ですよ」
いま程度の発作なら大事には至らなそう・・・と理解した。
とは言え、発作が起きているチビを見るのはつらいよ。
完治は無理でも、投薬で発作を抑えることができるのであればと尋ねた。
「直接作用する薬はあるけど、今はステロイド剤の服用でもう少し様子を見ましょう」
ついでに先天的に異常がみられる左の鼻腔をレントゲン検査で診ていただいた。
完全に塞がっていると思っていたのが、そうでもなさそうなのにはひと安心した・・・けどだ。
「ちょっと別のものが見つかりました」と先生が指さす画像には、クリップが映っていた。
「何でも口にするほうですかあ?」・・・て、ボクは恥ずかしいよ、チビ。
まあ、大事に至らなくてよかったよ。
チビもボクも、自然の成り行きは受け入れるしかないもんね。
ただ、クリップのことはボクの責任だけど、おまえの食い意地は卑し過ぎるんだよ。