9日ぶりの更新になるが、これにはある事情が。
今や私も82歳という高齢になり、平均寿命を超え始めました。
なので、身体的にもガタが出始め、先週の火曜日には「俺もいよいよ終わりかな?」という状態に。
正直、前の日の夜から不調を感じていて、朝起きた後血圧を測ると・・・・。
1回目は「エラー(計測不能?)」に。
少し間をおいて2度目を計ると・・・・。
上が「75」で、下は「50」と出ました。
これは「低血圧」どころの騒ぎではなく、命の危険も出てくる数値に。
が、その後は徐々にではあるが血圧も上がり始め、今はほぼ元の状態に戻りました。
そう、一時期ブログの更新が止まったのはこれが原因なので、また再開します。
で、タイトルに書いた「斜陽産業化した園芸業界」について書いてみます。
ちなみに、スマホなどで情報を得ている人の中には「園芸ブーム」だと思っている人もいるようだが、これは大きな誤りだろう。
正直、バブルの時代では「園芸コーナーはホームセンターの稼ぎ頭」とまで言われていたが、今では「半分お荷物化」してしまい、「園芸コーナーの面積縮小」をするところも増えています。
さらに困ったことに、「値段の高い物ほど売れない」という問題も。
それに輪をかけたのが、「1人当たりの購入量」である。
値段の高いものが売れなくて、1人当たりの購入量が減る。
そして・・・・。
花や植物は「不要不急品」になるので、金銭的に余裕がなくなると真っ先に切り捨てられてしまうのです。
今の若い世代は知らないのが当たり前であるが、バブル期の時代とは比較にできないくらい園芸業界は大変なのです。
そう、にぎやかなのは「ネット上の話」であって、実際の売り場では「閑古鳥」が鳴いているのです。
追記です。
書き忘れていたが、かつては「花作りは金持ちの道楽」と言われていたことを知る人はもう少ないかも。
私はもう70年近くやってきているので知っているが、かつて「大卒サラリーマンの初任給が1万円程度」という時代に、「カトレアの開花株が20万円」なんてことも。
今なら「5000円以下」でも買えるシンビジウムの開花株だって「10万円」はしていて、それを売っていたのは「三越などの高級百貨店」だけだったのだから。
当時なら「大卒サラリーマンの年収」にも相当する金額で、我々庶民にとっては「高嶺の花」ならぬ、「高値の花」とも言われていたのです。
ちなみに、草花のポット苗だって値段は今と似たようなもので、今なら「0が1つ余計に付く」と思ってもよいだろう。
正に「庶民には縁の薄い存在」でもあったのだから。
2024.11.30.
さらに追記です。
先日とあるホームセンターで顔見知りの花屋さんに出会ったのだが・・・・。
その花屋さんだが、余りにも花が売れないため、今年の夏前に廃業をし、今はそのホームセンターで働いているとのこと。
それも、園芸とは無関係な部署で。
というのは、そのホームセンターは比較的規模の大きなところではあるが、園芸コーナーの規模が縮小され、園芸コーナー専属の人はいないのだとか。
それは当然の事のようで、私が園芸コーナーにいる間(15分ほど?)に私以外のお客は一人もいないのだから。
置かれている鉢植えにしても新鮮味はあまりなく、手入れもあまりされていないような感じも。
今の時期は比較的需要も多い時期だと思うが、それにしては花の種類も鉢数も少なく、値段の高いものもあまりない。
なので、私も何も買わずに帰りました。
そう、にぎわっているのは「ネット上だけ」で、実際の店頭では閑古鳥が鳴いているのです。