この2枚の画像を見て、何かおかしなことに気が付かないだろうか。
10数年前にはこのような売られ方はしなかったのだが・・・・。
若い世代の人は知らないと思うが、10数年前には一時期かなりの「クリロブーム」があったのだが・・・・。
そのブームの最中に突然葉を切り落としたものが流通を始め、それをきっかけにクリロブームも終息に。
その後しばらくはクリロの出回りが減っていたが、最近また増え始めているが・・・・。
正直、この画像に写っているクリロたち。
古い葉どころか、新しい葉まで切られていて、クリロにとって重要な葉がほとんどないのです。
植物にとっての葉は「養分製造工場」なので、葉がないよ養分を得られなくなる。
そう、これらの鉢は養分を蓄えることが出来ず、夏の休眠期に消えることが多く、それを知っている人は手を出さない。
このくらいならまだ何とかなるだろうが、この様なものは少ない。
ちなみに、私もかつてはクリロにはまった時期もあるが、葉を切ったものが出回り始めたころに買うのをやめています。
そして、クリロ熱も一気に下がり、その後はほとんどほったらかしで、主だったものの大半は消えました。
が、こぼれ種で増えたものはあちこちに生えています。
ついでなので。
近年は「ブラック」と言われるクリロに人気が出ているらしいが・・・・。
40年位前に私が買い始めたころはブラック系の花が多く、その子孫が我が家では野生化して生えています。
何年か前だが、それを知り合いに上げたところ・・・・。
「ワーー!、ブラックだ」と大喜びされたことがあります。