邦画はあまり見ないのだが
パルコⅡにできた東宝シネマを
初めて訪れるきっかけになった
仙台にまた東宝が戻ってきたのだ
「怒り」は
豪華メンバーがそろっての作品
それなりに観ごたえはありそうだと思ったが
やはり感じることの多い作品だった
宮崎あおいの演技力はなかなかのもの
男性陣も演技派ぞろいで
渡辺謙の漁師町の父親役もよかった
人との関わりは難しい・・・
親切心からの行為も
相手を狂行に走らせることになるのかと思うと
おぞましいだけでは済まされない
信じ通すことの難しさ
たとえ相手が猟奇的な殺人犯でも
最後まで信じ切ってあげられるのだろうか
自分のためではなく相手のために
理不尽な社会を
何とか生きている人々があふれている
今は普通に暮らしていても
いつか不条理な出来事に巻き込まれることが
もしかしたらあるのかもしれない
生い立ちや社会のひずみで
心がむしばまれてしまった人たちが
いまやあふれているのだから・・・
信じることは難しい
気づくことも見破ることも難しい
真実を知ることはもっとむずかしいのかもしれない
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