「パラサイト」はとうとう観ることができなかったので
話題の「ミナリ」を慌てて観に行った
でも、やっぱり私の心に深くしみる作品ではなかった
そんな時代があってたくさんの韓国の人達が移住したアメリカという国
アメリカンドリームという言葉があるように
世界中から夢を託して移住した人がたくさんいたのだろう
そんなアメリカで高い評価を得たのだから共感する思いが皆にあったのだろう
監督自身も韓国からの移住者と言う生い立ちらしいが、
どんな子供時代を送ったのだろうか
韓国映画だと信じ込んでいたが
アメリカで作られた韓国の俳優も出ている映画という感じだろうか
私にとって韓国映画の魅力は
日本の映画では表現できないような
ここまでやるかという強烈な作品のイメージ
これはたぶん最初の頃観た作品が影響しているのかもしれないが
最後の場面、セリが成長しすぎてしまっていて
不自然な感じが否めず、あまり理解できなかったが
セリのように水さえあればどこにでも根を張って頑張る姿を象徴したかったのだろうか
それとも場所を選んでセリのように植えれば
水をくみ上げ、肥料を施し、その土地を変える労苦はないといいたかったのだろうか
アメリカのような大規模な農業ではなかなかそんなちまちましたことは難しいのかもしれない
韓国野菜を作るのはなかなか難しいかもしれない
おばあちゃん役のベテラン女優、ユン・ヨジョンがとても評判がいいけれど
私はポール役のウィル・パットンがとても印象に残った。
最初は得体がしれないと思っていたのだが
粗末な服を着て一生懸命に農作業をする姿や
ひとり十字架を背負って歩く敬虔さが印象的だった
苦難を乗り越えて家族が一つになれるのかもしれないが
不条理なことが多すぎる
物事には必ず終わりがあるはずだと信じて
コツコツ努力を積み重ねる人びと
その前に命が果てることがないように祈りたい
コロナの収束が見えるのはもうちょっと先だろうか
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