ぽぉぽぉたんのお部屋

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「ブラック・スワン」

2011-05-19 | 映画のお話
主演のナタリー・ポートマンがアカデミーの主演女優賞を獲得した作品というので、
マスコミでも随分とりあげられている。
ぜひ観たいと思っていたが
先に観た友人の感想が「超満員!超期待外れ!超グロテスク!」だった。

それでも一応観てみようという気になったのは
子役時代から好感が持てるナタリーだからだろうか。

「あれっ? こんな話だったの!?」という感じで何だかダサい・・・
ストーリィはもっと別な表現の仕方があったのではと思う。
やはり期待しすぎていたのかもしれない。

それでも、彼女の演技力のたまものか、結構迫力もあって
後半はどんどんスピードアップした感じで観ごたえは充分。

もうひとつ、バレエ映画なのにバレエも迫力がなかったのが残念だった。

もうずいぶん昔になるが、初めて本物のバレエ公演を観たのは
「白鳥の湖」だった。
それまで発表会程度のバレエしか観ていなかったので
最前列で観たロシアのバレエはすごかった。

王子の高いジャンプとともに飛び散る汗。

舞台の陰にたたずむ真剣なバレリーナたちの表情

そうして一番印象的だったのは
白鳥と黒鳥を見事に演じたプリマドンナだった。
思わずパンフレットを見なおしてしまった。
どうしても同じ人物だとは思えなかったのだ。

黒鳥を演じている時の妖艶な雰囲気は
まなざしから指の先まで別人だった。

そうして、今までダンスや踊りの一つとしてしか思っていなかったバレエが
そうではないことにあらためて気づいた。

そんな思い出とこのブラックスワンを重ねてみると
やはり物足りないものがのこる。

あのときのプリマドンナは若くはなかった。
でも素晴らしかった。

引退させられるベテランのベス役ウィノナ・ライダーの落ちぶれ方は
何だか役柄とダブって切なかった。



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1 コメント

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コメントありがとうございます♪ (別冊編集人)
2011-05-22 20:41:35
そうそう、期待させ過ぎなところがありますね。
ナタリー・ポートマン主演だから仕方ない面もありますが…
周囲も随分煽られてます(笑)

本物のバレエご覧になってるのですね~
私は観たことないので、映画を観てから見たくなりました~
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