ぽぉぽぉたんのお部屋

季節の移ろい、道ばたの草花、美味しい食べ物、映画や友人のこと、想いがいっぱいの毎日をお話します

「アオギリにたくして」

2016-08-03 | 映画のお話
シルバーセンターで映画を観た
いっぱいの観客で満席だった

こんな風にヒロシマの原爆の事を
平和の事を
考えてくれている人が沢山いるのだと思うと
少しほっとする

気づくと8月も3日
もうすぐ原爆記念日

最近も何人かの方と戦争の話をしたような気がする

戦争に行って亡くなったり負傷して帰還したり
満州で逃避行するうちに
小さな子供を何人もなくしたり
シベリアで抑留されたり
色々知っていることはある

それでも実感がない

この映画を見て一番感じたことは
残されたものの苦しみである

ヒロシマの原爆でさえ
ヒロシマに住んでいてさえ
やっとの思いで生き残った被爆者たちに
相当な差別があった事を知った

被ばくした息子に
せめてそうでない嫁を迎えたい気持ちは
母親として充分理解できた

4人の兄が戦争や原爆で亡くなって
気ままに生きられるはずの五男が
好きな人との結婚もできずに
人生を悲観するさまも哀れだった

戦争で日本が負けたこと
空襲で焼け野原となったこと
沢山のこれからの日本を背負っていくはずの人たちが
犠牲になったことはわかっていたが

生きていかなければならなかった人の
それぞれの思いや葛藤や苦労は
すっかり忘れていたような気がする

オバマさんがヒロシマに初めてきたことは
画期的だったが
あちこちで きな臭い
この投機が幅を利かせた世界で
進んでいく格差社会で
「負けるが勝ち」という言葉も死語になりつつあるようだ









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