「ブレスレス」

どんな映画を観てきたの？と聞かれたら
「フィンランドのちょっとやばい映画」と答えてしまいそう

予告を観て、興味を持って観に行ったけど
座席は　ち　ら　ほ　ら

2020年ユッシ賞というフィンランドのアカデミー賞を受賞したようだ。
それも主演男優賞はじめ6部門受賞とのことだからすごいんだね。

ちょっと高校生には見えないから、中学生ぐらいの娘が
舌ピアスをつける手術？について行く父親の日常が日本とは別世界
でも彼は外科医だから笑っちゃうけど・・・

モナが彼の歯をむりくりペンチで抜くシーンも血だらけで
つい顔を背けたけど
それでキスができるんだからちょっとついて行けないけど
落ちた血だらけの歯をかわいい犬がペロリのシーンは
笑えるようで笑えないし・・・

でも最愛の妻を亡くし10数年もの間、どん底から這い上がれなかった彼は救われた
別人のような笑顔で踊る彼の姿が素晴らしい最後のシーン

ちょっと普通じゃない純愛、でも感じは理解できた

水底からやっと這い上がれた彼の本当の姿
これからどうなるのだろう
白夜の様な毎日、
深くて暗い北欧の陰影を思わせるような色づかいと音楽が
印象的だった。