ぽぉぽぉたんのお部屋

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「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」

2018-08-26 | 映画のお話



出かけるのにも猛暑すぎて体調を整えなければならないこの頃、
駆け込んだのはほど近い映画館

どんな映画かもわからず、とにかく題名と時間だけチェックして出かけた。
「バトル」と「セクシーズ」という単語が入った題名から別なタイプの作品だと勘違いしてしまっていたのだ・・・

懸命にボールを追うシーンから始まり
テニスとわかり、スポーツ映画だったのかと内心がっかり・・・

ただ、聞き覚えのある
キング夫人・コート夫人という名が出てきて昔の記憶を呼び起こした。

懐かしい時代だが
正直なところ、1970年代のアメリカがこんなに男尊女卑の国だったとは驚いた。
女子の賞金が男性の1/8だなんて・・・

最近の日本でも医科大学入試での信じられないような男女差別に驚いたばかりだが・・・

時代が変わっても実態はこうだったのだと改めて知ったこの頃だが
ずっと前から平等な国だと思いこんでいたアメリカの事実を初めて知った。

ちょうどその年頃だったろうか、テニスをする方から
キング夫人とコート夫人の写真をいただいたことがあった。

テニスには興味はなかったのだが
かなりの賞金を得ているだろう実力派の彼女たちが
どうして、「夫人」と呼ばれているのかが全く理解できなかったのだけは覚えている。

単にテニス会での活躍にとどまらず、女子テニス協会を立ち上げ
女性の活躍に値するような男女の格差のない賞金を勝ち取るべく奮闘する逞しい女性だった。
彼女は伝説となった「性差を超えた戦い」でストレート勝ちし
大いに女性たちを勇気付け、男性たちに女たちの実力を知らしめた。

社会に多大な影響を与え、
ウーマンリブ、女性解放運動を盛り上がらせることになったという。

その後の活躍は目覚ましい。
アメリカの代表的な女性のひとりとして今も昔も有名だ。

単なるスポ根映画ではなく、さまざま人間模様や葛藤が漉き込まれていて
思っていたより見ごたえのある作品だった。

実力派のエマ・ストーンをはじめ、雰囲気やまなざしが何とも魅力的なアンドレア・ライズブローという相手役も気になった。


この二人が以前観た作品の
「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」にも出ていたことを知ったが
あまり記憶がない。

ビリー・ジーン・キングはその後離婚し、カミングアウトもしている。

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