てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

いかなごのくぎ煮

2006-03-10 11:23:02 | グルメと料理
 この時季になると、買出しにお供をして魚売場のいかなごが気になって仕方がない。瀬戸内海に春を呼ぶ魚いかなごは、2月下旬~3月下旬が漁期とされ、その期間は短くて、まさに旬の中の旬。
 一昨年あたりからかみさんにリクエストして、いかなごのくぎ煮に何度か挑戦するもののなかなかうまくいかなかった。
 出始めのこの時期のいかなごは4cm以内と小さくて煮崩れがしやすくて難しいが、苦みもなくやわらかくて美味い。あと2週間もすれば5cm~6cmと大きくなり、歯ごたえが出てきてまた違った食感となる。苦味と歯ごたえが好みの向きは、6cm以上のいかなごで作るそう。
 昨年までは明石のいかなごにこだわったが、今回は地元牛窓産を使い試行錯誤の末、やっとうまく炊き上げたので及第点を出した。
 ああ、この味!くぎ煮だけで食が進み、酒のさかなにしても最高。初々しい春の海の味覚に、迎えた季節の喜びが弾ける。

   
    春の海の味覚いかなごのくぎ煮
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする