てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

水田の基肥

2006-03-27 19:12:33 | 農事
 少し身体を動かせば汗ばむ陽気の中、水田の基肥として「ケイカル(粒)」をふった。JAの農事メモでは「施用量は120~200㎏/10㌃」とあるが、わが家ではその半分弱で済ませた。このあたりでは全く使わない農家もある。
 ケイカルは、けい酸と石灰のほかに苦土、マンガン、鉄、りん酸、ほう素など微量要素を含む、優れた土づくり肥料。
特長としては、
・茎葉を丈夫にし、病害虫や倒伏、冷害に対する抵抗力を強める。
・葉が直立するので受光態勢がよくなり、登熟歩合が向上する。
・根の酸化力を高め、根ぐされを防ぎ、秋落ちを防止する。
・水分の蒸散作用を抑制するので、干ばつに耐える力を強める。
・窒素の適量を高めることができ、安定増収が図れる。
・酸性土壌を矯正し、土壌の塩基を富化し、有機物の分解を促進する。
・土壌中のりん酸の固定を防ぎ、りん酸の肥効を高める。
・土壌中の微量要素を富化する。
 肥料をふる時期は、一般的には12月~4月ごろとなっているが、ここらでは農作業の労力調整の観点から、収穫後の農閑期を利用して、でき秋に散布したり、田植前2週間までに施用している。


コメント
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