てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

錦秋の九州路~長崎~

2006-11-10 11:25:18 | レジャー
◎11月6日(月)曇り…山陽道→中国道→<関門大橋>→九州道→長崎道(690㎞走行)

 親友U夫婦に誘われてわが夫婦と4人で、錦秋の九州路を11月6日から旅して来た。Uの名車セルシオを私のドライブテクニックを駆使して、2泊3日で約1,200㎞を完走した。


下関側から関門大橋を見る

■異国情緒漂う長崎
 旅行に先立ち、この夏に観た映画「解夏(げげ)」で描かれていた美しい風景描写が忘れられず、ぜひ一度訪れて見たいと念じていた長崎へ直行する。

 長崎ではグラバー園下の駐車場で、観光タクシーに乗り換える。
 先ずは出島へ。といっても中学の歴史で習った<鎖国時代唯一の開港場だった出島>は、現在の長崎には存在しなくて、出島跡地の石碑と1/15スケールの「ミニチュア出島」で再現されている。
 目下、出島を本格的に復元して観光地化する計画の元に開発が急ピッチで進められている。
 <南蛮貿易&出島時代に伝わった長崎ゆかりのもの>
 コーヒー、タバコ、ビール、てんぷら、すき焼き、
 テニス、ボーリング、ビリヤード、バトミントン、
 眼鏡、カメラ、オルガン、缶詰、そろばん、ペンキ、
 ボタン、国際電話、汽車、アスファルト、レンガ……
 当時長崎はとても刺激的な場所だったと思われる。改めて出島の歴史的重要性を感じさせる。


1/15スケールのミニチュア出島

 続いて、奇しくも今日の朝刊訃報、「長崎は今日も雨だった」でヒットした内山田洋さんを偲びつつ、舞台となった眼鏡橋へ。
 眼鏡橋は中心地・浜の町からちょっと歩いた先にある。中島川に架かる石橋群の中で第10番目になる。わが国最古の石造りアーチ橋で、下の写真のように水面に写る部分と合わせると眼鏡のように見えることから眼鏡橋という。観光長崎を代表する景色で、なかなか風情があり散策にはうってつけ。


水面に映える眼鏡橋

 西日本随一の文化財を誇る崇福寺には山門ならぬ“三門”があり、二階建ての楼門は竜宮門とも呼ばれる。扁額の「聖寿山」の文字は隠元禅師の筆。この前で写真を撮っただけ。

 最後にグラバー園に向い、園内をゆっくりと散策する。グラバー園は日本でも最も古い洋館が多く残る貴重な場所で、国の重要伝統的建造物保存地区になっている。四季を通じ様々な花が咲き誇る緑に囲まれた、 眼下に広がる長崎港を見下ろす絶景地。


グラバー園から長崎湾を望む

グラバー園から見た長崎市内



グラバー邸(右)と長崎湾

 夕刻、長崎を後にし今宵の宿泊地島原に向かうも、途中道に迷い「島原観光ホテル小涌園」に着いたのは、午後7時半。
 旅装を解いた所へ、テレビでは『普賢岳に赤い光 火山ガス噴出か』のニュースが流れる。明日に予定している雲仙普賢岳の観光は大丈夫なのだろうか?と不安が過ぎる。

 夕食は豪華メニューで、目ご馳走、腹がいっぱい。
 [先付]タコ柚子、[小鉢]鮭のカルパッチョ、[前菜]ハマチ雪焼、[汁物]鴨つくねの吸物 、[造り] 鯛、太刀魚、甘エビ、[煮物]島原名水ざる豆腐(湯豆腐)、 [揚物] 串揚げ天ぷら、野菜スティック(海老、貝柱、蛸、地魚めごち、長芋、うずらの玉子、チーズ、鴨つくねと深葱、栗、パプリカ、椎茸)、[調理長おすすめの一品]茄子みそチーズ焼き 、[箸洗い]島原名物六兵衛 、[オプション]あわびステーキと島原名物の具雑煮(具のたくさん入った雑煮)。


これにあわびステーキと具雑煮がつく
コメント (6)
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