てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

農事二題

2006-11-14 19:26:18 | 農事
■12年ぶりの豊作
 ライスセンターから新米が届いた。専業農家の方からすれば笑われそうだが、1反当り8.4俵もとれ、平成6年の8.6俵以来の豊作となる。
 今年は台風被害が少なかったのと、例年以上に水管理に留意したのが幸いしたようだ。因果関係があるのかどうか、平成6年は炎暑渇水の夏だった。

 古米が少し残っているので、新米が口に入るのはもう少し先になる。
 新米の炊きたては米がたっており、噛めばかむほどに味が増し、ホクホクと美味しい。漬物だけでも食が進むほどだが、“卵かけご飯”がまた格別で、こんなシンプルな食べ方が好きだ。
 百姓仕事はしんどいが、この時ばかりは「よくぞ日本(の農家)に生まれけり」と実感する至福の時だ。

■農具のメンテナンス
 最近、トラクターの具合がどうもよくない。土が細かくならないし、馬力が落ちた気がする。そこで、はたと思い当たる。爪の所為ではないかと気付いた。
 よくよくみれば一番端についていた爪は、先がナイフのように尖っているではないか。硬い土なら折れるのではと思われるくらいに身が細り原形をとどめていないほど。

 そういえば25年此の方一度しか交換した覚えがない。早速にJAへ注文をしKUBOTAの純正が届いた。長年使いっ放しでネジが錆び付いて、外すのに一苦労した。指の皮を擦りむきながら悪戦苦闘した。最後の1本の六角ネジの頭が丸くなり空回りして手に負えないので、JAにSOSを出し後日やってもらうことに。やっとの思いでほぼ交換を終えた。

 当たり前のことだが、機械や道具はメンテナンスが基本ということを忘れ、おざなりになっていた。反省しながら今年の役目を果したコンバインの清掃と注油も済ませた。


左から原形の爪→かなりちびた爪→一番端の爪

28本中27本の爪交換を終えたトラクター
コメント (6)
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