リタイアと引換に手にした三つの自由解放「腕時計・ケータイ・ネクタイ」のことは、前にもブログで書いた。
安泰で平和な生活にどっぷり5年間もつかり、すっかり定着して来た現在になって、またぞろケータイが四六時中手放せなくなった。のみならず極端な制約下における、不安な生活を余儀なくされることとなった。母親の容態のことである。
今のケータイ番号は、誰にでも知らせてないので、滅多なことでは鳴らないが、夜中だったりするとドキッとして心臓に悪い。
元々晩酌はやらない方なので、禁酒はあまり苦にはならないが、それでもたまに一杯やりたい時があるのを、ぐっと堪えている。
もうひとつ不便なことには遠出が全く出来なくなった。ウオーキングと近回りでの買物、週一のギターレッスンだけはどうにかこなしている。そして朝と夕方には、母のところへのぞいて無事を確認するのが日課である。あれほど携帯することを疎んじていたケータイに助けられて、少しは行動範囲が広がるとは皮肉なものだ。
母の容態は依然小康状態を保っているのだが、気になるのは右足指の一部に壊死がみられること。血圧低下の後遺症と循環不全が原因と思えるが、これ以上感染症が進まないことを祈る。酷くなれば足首切断も治療のひとつと言われたが、今更忍びない話。
弱り目に祟り目とはこのことで、次男のところの孫娘が肺が破れるのではと思うほどの咳をしていたと思ったら、とうとう気管支炎をこじらせて肺炎になり、17日から入院加療中である。母親が付き添っており、自宅に残した2歳にも満たない孫の世話がある。起きている時はまだいいのだが、母親がいなければ寝意地をいって手こずらせる。止むを得ず父親が会社を休んだり、半日出勤をしてどうにか土曜日を迎えた。本来ならばかみさんが付き添ってやりたいのだが、それも果せないでいる。
最近世間を騒がしている新型インフルエンザは、大半の人間が免疫を持たないことから、人から人に容易に感染し、世界的な大流行を引き起こすことが懸念されている。時節柄、皆さんもご自愛のほどお祈りします。
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孫娘の肺炎も癒え、20日の午後無事退院の運びとなった。近くに住まう両親家族が夜中に車で病院に搬送してくださり、掛け替えのない孫の快癒を念じる心が通じたようだ。
同じく近くに住む弟家族も拙ブログで事の次第を知り、安否を気遣ってくれていた。西宮市のM和病院の先生やナースはもとより、周りの温かい励ましに支えられて見通しより早くリカバリできて安堵している。皆さんに感謝です。