てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

“琥珀の女王”の再現

2008-12-21 09:03:47 | グルメと料理

珈琲館の“琥珀の女王”

 倉敷市の美観地区一角に、焙煎珈琲専門店「珈琲館」がある。ここのこだわりのコーヒーの中でも、とりわけ当店の名物である“琥珀の女王”に魅せられて、10数年前に何度も足を運んだことがある。濃厚なコーヒーにリキュールと蜂蜜を加え、たっぷりと生クリームを落とした珈琲館のオリジナルであり、その濃厚な味が口に残り忘れられない。

 思いがけず今朝は我が家で味わうことができた。実は先日の生キャラメルは、水飴の量が少なかったのか、或いは煮込みが足りなかったのか、いつまで経っても固まらない。味だけは試食した倅たちからも「花畑牧場のものと同じ!」と御墨付きをもらっていたのだが。

 そこでかみさんのひらめきで、いつもはブラックで飲むモーニングコーヒーに入れてみた。すると紛れもなくあの“琥珀の女王”に大変身、濃縮された珈琲の味と生クリームの柔らかな甘味がマッチして、見事に再現できたというわけ。

 「失敗は成功の母」というが、その母のアイデアが懐かしい味を想起させてくれた。まさか珈琲館の“琥珀の女王”が我が家で味わえるとは想像だにしなかった。


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不安を抱えた日々

2008-12-20 14:29:23 | 健康と医学
 リタイアと引換に手にした三つの自由解放「腕時計・ケータイ・ネクタイ」のことは、前にもブログで書いた。

 安泰で平和な生活にどっぷり5年間もつかり、すっかり定着して来た現在になって、またぞろケータイが四六時中手放せなくなった。のみならず極端な制約下における、不安な生活を余儀なくされることとなった。母親の容態のことである。

 今のケータイ番号は、誰にでも知らせてないので、滅多なことでは鳴らないが、夜中だったりするとドキッとして心臓に悪い。

 元々晩酌はやらない方なので、禁酒はあまり苦にはならないが、それでもたまに一杯やりたい時があるのを、ぐっと堪えている。

 もうひとつ不便なことには遠出が全く出来なくなった。ウオーキングと近回りでの買物、週一のギターレッスンだけはどうにかこなしている。そして朝と夕方には、母のところへのぞいて無事を確認するのが日課である。あれほど携帯することを疎んじていたケータイに助けられて、少しは行動範囲が広がるとは皮肉なものだ。

 母の容態は依然小康状態を保っているのだが、気になるのは右足指の一部に壊死がみられること。血圧低下の後遺症と循環不全が原因と思えるが、これ以上感染症が進まないことを祈る。酷くなれば足首切断も治療のひとつと言われたが、今更忍びない話。

 弱り目に祟り目とはこのことで、次男のところの孫娘が肺が破れるのではと思うほどの咳をしていたと思ったら、とうとう気管支炎をこじらせて肺炎になり、17日から入院加療中である。母親が付き添っており、自宅に残した2歳にも満たない孫の世話がある。起きている時はまだいいのだが、母親がいなければ寝意地をいって手こずらせる。止むを得ず父親が会社を休んだり、半日出勤をしてどうにか土曜日を迎えた。本来ならばかみさんが付き添ってやりたいのだが、それも果せないでいる。

 最近世間を騒がしている新型インフルエンザは、大半の人間が免疫を持たないことから、人から人に容易に感染し、世界的な大流行を引き起こすことが懸念されている。時節柄、皆さんもご自愛のほどお祈りします。

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 孫娘の肺炎も癒え、20日の午後無事退院の運びとなった。近くに住まう両親家族が夜中に車で病院に搬送してくださり、掛け替えのない孫の快癒を念じる心が通じたようだ。
 同じく近くに住む弟家族も拙ブログで事の次第を知り、安否を気遣ってくれていた。西宮市のM和病院の先生やナースはもとより、周りの温かい励ましに支えられて見通しより早くリカバリできて安堵している。皆さんに感謝です。

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オリジナル生キャラメル

2008-12-18 09:07:27 | グルメと料理

これを切り分けた写真は後ほど・・・

 最近何かと話題になっている「生キャラメル」を一度は食してみたいと思いつつも、いかにもカロリーと糖度が高そうなので敬遠していた。
 ところが朝バナナダイエットを1カ月間で止めてから、リバウンドして近年稀な体重(ピーク時である3年前の体重にあと1kg)にまで迫ったのを機に開き直った。

 ネットで<生キャラメル レシピ>をググってみるといくらでもあるわあるわ。3、4つの方法をプリントアウトして、かみさんにリクエストしたところ「昔、S本先生のお母さんに教えて頂いて作ったものと同じ!」と声を上げたが、当方は全く覚えがない。我が家でも早速に試してみた。

 本物の花畑牧場のものは食べたことないが、きっとこんな、いやそれ以上の味かな。ソフトで口に含むとすぐにとろっと溶けてしまうマイルドな(かなり濃厚)美味しさ!簡単材料でこの美味しさが我が家で実現し、少し大袈裟だが感激モノだった。但し、すぐに正気に戻り「メ・タ・ボ」の3文字が頭をかすめたので、3口だけに留めた。

 次はアーモンドやチョコ入りのオリジナル生キャラメルを作って貰おう。そして日頃お世話になっている感謝の意を込めて、幸輝園の職員さんやギターの先生にも、この“ユニークな食感と幸せの味覚”をお届けしたいと思っている。

【参考サイト】
花畑牧場の生キャラメルレシピ
COOKPAD生キャラメル

   

 22日に長男の嫁が買って来てくれた花畑牧場の「生キャラメルクリーム」。いずれも長蛇の列で、すぐに売り切れ、辛うじて買えた「生キャラメルクリーム」。

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 やはり「生キャラメル」は根強い人気があるとあって、19日付山陽新聞の地方経済面では『高梁市にある健康増進施設を経営する「朝霧」が地元産の原料を使った生キャラメルを開発中・・・』と報じている。
 昨日完成(笑)したばかりの、我が家のオリジナル生キャラメルと食べ比べてみたいものだ。


2008年(平成20年)12月19日付山陽新聞より
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ワン・バイ・ワン

2008-12-15 14:13:25 | ファミリー




 母の容態が小康状態を保ち、お陰で懸念されていた14日のキャンドルコンサートへの出場を無事果せ、演奏の方も我乍らまずまずの出来であった。練習不足からトレモロ奏法の部分が今ひとつ音が出なかったが、チームのメンバーのナイスカバーリングに助けられ、つつがなく終えた。

 親友U住夫妻はじめ、家族ぐるみの声援を受けての出番だったが、今回は舞台から彼らの姿を見て取れるほどの余裕があった。自らICレコーダーに録音もバッチリ出来たし、演奏の一部始終は音楽院の方で後ほどCDに焼いて頂けるので、反省会は後日に譲った。
 母のことが気掛かりなので音楽院の打上げ会は欠席し、自宅の近くにおいて家族だけでささやかにやった。

 孫達からプレゼントを受けたフラワーバスケットは、一夜明けてそのまま母の部屋に飾った。一足早くクリスマスムードを呼び込んだようにパッと明るくなった。弟が朝一で出張途中に見舞いに立ち寄ってくれ、正月が無事迎えられることを一緒に祈った。
 案ずることはない。時とともに一つずつ問題が解決してゆく。

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生かされて-二題

2008-12-11 12:58:50 | ファミリー
 母の容態は持ち直し、ひとまず峠は越したようだ。一時は38.9度まで出た熱も、僅かな小児用抗生物質と氷枕だけで今朝は37.1度まで下がった。依然として酸素マスクは外せないものの、食事も昨日あたりから完食でき出し、個室である静養室から一般部屋へ移ることが出来た。

 園からの呼び出しを受け駆けつけた時には、いかにもしんどそうに顔をしかめ、あたかも今わの際のように肩で息をしていた。付き添ってしばらくして、言葉はないのだが酸素マスクの上から指を持って行こうとする仕草を目ざとくかみさんが見つけ、寝飲みでポカリスエットを口に運ぶと、ゴクンゴクンと音をたてて一気に2杯飲み干した。高熱が続いており危うく脱水症状を起こすところであった。

 三日三晩、母親と水入らずで同じ部屋で過ごしたは初めての経験である。小生など手を握ってやるのが精一杯だが、かみさんは手馴れた様子で食べさせたり水分を摂らせ、折を見て背中や足をさすってやる。
 そしてそれ以上に園の職員さんの手厚く行き届いた介護には頭が下がった。夜中は2、3時間おきに1人~3人がかりで、回診とおしめ交換・酸素ボンベ・氷枕の交換などをテキパキとやってくださったのが奏効した。

 家族や親戚が入れ代わり立ち代わり見舞いにきてくれ、ブログ仲間の皆さんが陰ながら励ましてくださったのが何よりの薬となったようだ。看護師をして「血圧、体温、酸素濃度などいずれの数値も当初からは考えられないほどの改善ぶりで、これならもう少し頑張れるかな!」と驚かれるほど。今春の時に続く目を見張るリカバリーではあるが、まさしく老木が枯れるが如くである。
 まだまだ予断は許さないが、何としても年は越して満86歳(元旦が誕生日)を無事迎えて貰いたいものだ。

 園から帰ったところ、「昨日の夕方、近所の独り住まいのおばあさんが、家の中で倒れているのを発見され、救急車で運ばれて事なきを得た」と聞かされる。飼い犬を連れて自宅前の畑にネギをとりに出かけて、犬を繋いだまま一旦家に戻って倒れたのだが、なかなか姿を見せない飼い主を求めて犬があまりにも鳴くので、近所の人が異常に気付いたもの。こちらは忠犬に助けられた話。
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