楽の音にあわせて

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房総のむら探索 その1

2012-09-16 18:55:00 | ホームページ関係


千葉県印旛郡にある房総のむらに、8月のある晴れ渡った日に行ってきました。江戸時代の中間層の農家をのぞくと、時代劇のセットと言うよりは、しばらく前まではこんな風景はあちこちに存在していたのだろうなと思われる“なつかしい”ものをたくさん見つけました。



手作りの竹馬が置いてあります。どうぞご自由に遊んでいってくださいということなのでしょう。また、家の下も効率よい収納スペース。長い竹を伐ったそのままのサイズで保管できます。



家の中に入ってみると、昭和の香りが立ち上るようなものがたくさん置いてありました。米俵は今でもありますね。炊飯器がなかった時代はこんなお釜で炊いていましたね。





庭では、畑で採れた唐辛子などを筵(むしろ)の上で乾燥させていました。



横には作業用の小屋のような家屋があり、その障子がとても印象的でした。障子紙を花形に切り抜いて破れを補修してあるのが、とてもかわいいです。



この後近くの古墳群も訪れましたが、次の機会に紹介します。

歴史探訪ものを書いているつもりはなく、見つけると懐かしさを感じるような様々な風景を、人は心の内に宿してまだ見ぬ明日へと向かう存在なのかなと、散策を続けながら感じていたということを、最終的にはお話ししたいのです。
「昔なじみ」ということばがありますが、若い方もアラフォーの方も、シニアの方(アラ還、アラ喜とも呼ぶそうな)も、年齢に関係なく感じる過ぎた日々への独特の気持ちは、もしかしたらあまりに高速で進んで行くこの時代の疲れからくるのでしょうか。