東京スカイツリーから見た東京湾に今年完成したゲートブリッジです。望遠で撮っています。肉眼ではこんなに大きく見えません。7月半ばに撮影しましたが、霞んでいます。
ソラマチにあるすみだ水族館で巨大水槽に見入る…ではなくて、これもスカイツリーです。展望台から望む風景は、まぶしいほどの空の青さが印象的でした。高い方の展望台は地上450メートルほど。肉眼では地上のものはほとんど何も見えません。
やがて天からスルスルと梯(はしご)が降りてきてという感じで、窓拭きの作業の人がいつの間にか音もなく。確かに窓が汚れているのでは、展望台も意味がありません。しかし外からの掃除のことは考えたこともありませんでした。高所恐怖症の人には絶対に不向きなお仕事です。
○○とナントカは高いところが好きとか言いますが、人は皆、高みへの希求を持っているようです。神はいつも「天」と呼ばれる空にいると昔から考えられてきました。今の時代、空は宇宙へと続いていて「宇宙のなぎさ」と呼ばれたりしますが、そういう科学的イメージとは別の「天」の概念が、今も人の心に深く根付いています。大切な人が亡くなると空の星になって見守ってくれるとか、お願い事をするときに手を合わせて天を仰ぐとか。
高みを目指して生きる日々でありますように。成功を収めるという意味ではなく、威張りたいから、目立ちたいからという意味ではなく、人として悔いない一生を終えるために、こころの高みは大切なのだと思います。