房総のむらにはたくさんの古墳があります。近畿地方にある有力者たちの墓といわれる有名な古墳ほど大きくはありませんが、大小百いくつあるそうです。前方後方墳といって、要するに四角い形をしているということです。
資料館には発掘された石棺も展示されています。印旛沼(いんばぬま)付近のこのあたりは気候も当時から温暖だったのでしょう、縄文や弥生の石器も発掘されているようです。
埋葬されていた人々の発掘された当時の様子が、写真で掲示されていました。両手が下の方でやわらかに組まれていたようです。両手を組むという姿勢、古くから人の心を真理に向けて、永遠に向けて、開いていたのでしょうか。