神業的心臓手術

2012-05-15 07:52:48 | タナカ君的日常
 NHKの番組「プロフェッショナル・仕事の流儀」、その開始時間は夜の10時からで普段ならば、もう寝床に入る時間だけれど、その番組はそれなりの関心を持って視聴しています。

 昨夜は順天堂大学の病院で心臓の外科手術をされている天野医師(今年行われた天皇陛下への執刀医)が主人公でした。 心臓の近くの詰まり気味の血管を心臓がドクドク動き続ける中で交換してみせたり、既に2~3回も心臓周辺の手術を繰り返し受けて、バイパス手術に使える身体の中にある流用可能な血管(そんな物が在ることを始めて知りました)の本数が残りすくなくなっていた女性に対しての10時間を越える手術を執刀したりと、 超人的な神業を紹介していた。  そんな手術の技、長時間の作業に耐える体力や気力、それらに対して「へー、凄いな!!」と感心して眺めるばかりです。

 しかし88歳だかの高齢の患者さんに対しての心臓手術なんてのは、あの患者さん、「血管の狭窄をこのまま放置すれば、そう遠くなく死にますよ」そう言われたって

○ 「”もう充分生きた!” 近々この世とサヨナラしても良しとしよう」
   そう思わないのだろうか?

○ これから先、何年生きるつもりなんだろう?

○ 健康保険からどれだけの手術費用が支出されるのか?

そんな事を考えながら見てましたよ。
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