手土産は樫の樹

2012-07-19 17:45:30 | タナカ君的日常
 今年の5月に神社の境内に立つ樫の樹が伐採された様子は「伐採作業見物その1~その5」として書き綴っておいた。 その時の樫の大木は幹も枝も細かく伐り分けられ、境内の空き地に野積みされたままになっている。 散歩の途中ではそいつを横目で見ながら「あの幹のブロックは山小屋の庭の腰掛けや、薪割り台に丁度良さそうだな」と想っていました。

 そこで今日は神社の氏子でもあり勤務先での知り合いでもあった”テラモト”さんのお宅を訪ねて「境内に転がしてある樹を貰いたいのだが・・・」と話してみた。 「いいんじゃねーかな」、「でも今は(俺が町内会の)会長やってる訳じゃねえから、俺が勝手にいいよとも言えねえ」、「会長に電話してみるから」そう言ってOKの許可を取ってくれたのです。 その上で「でもよ、あれは随分重いぜ、どうやって運ぶんだい」「車に載せるのだって大変だぜ」、「21日なら神社で集まりがあるから、その時だったら人数掛けて積むのを手伝ってあげるよ」そんな申し出もしてくれたけれど、「出かけるのが21日の朝早くの予定なので、その前に車に乗せておきたいから自分たちでやります」そう言って奥さんが出してくれた氷の入ったカルピスをご馳走になってから帰って来ました。

 そして帰宅後すぐに妻と二人、車に折りたたみのアルミ製の脚立と角棒を積み込んで神社に向かい境内の駐車スペースに車を乗入れました。 切断されて野積みされいる幹の中から上下の切断面の平行度が良さそうな奴を選んで車の傍までは地面を押し転がして運び、車に載せるのは後部ドアの開口部と地面の間に脚立で斜面を造り、そこにベッドの材料の分厚い集成材の板を敷きました。 その斜面を少しづつ僕が押上げ、 妻が転がり落ちるのを防ぐために角棒を下にあてがう共同作業を繰り返し、 なんとか車に載せました。

「2つくらい持って行ったって構わないよ!」テラモトさんはそう言ってくれたから、神社に向かう車の中では「2個貰うか?」の気持ちがあったけれど、 境内で野積みされていた場所から車の駐車スペースまで転がして車に載せる作業の大変さもさる事ながら・・・ その大きさと重さが「これを2つ乗せたら、他の旅の荷物を積むスペースに支障が出る」と心配しなけりゃならない大きな物でした。 ちなみにそのサイズ少し長円形の短径が45cm、高さ35cm 重さは30kgを越えているとおもうけど、本当のところは判りません。

  以前に「手土産は草」そんなタイトルで記事を書いたことあるけれど、 今回のタイトルは「手土産は樫の樹」で決まりです。 ショージ君の待つヤナバの山荘への手土産代わりには、 この樫の樹のブロックを持って行きます。
コメント